いきなり世界救えって言われても

リノル

17 突然の告白【中編】

アストリアへ向かおうとしていた雅人とリア
しかし突然リアが謎の者に攫われた!
雅人はリアの元に向かおうとしていた

「ちぃ!うざってぇな“こいつら”!」
「へへっ!あやつについて行けば一獲千金もあるんだよ!邪魔すんじゃねぇ!」
「てめぇらが邪魔なんだろーが!どけっ!」
そう、まさか道中リアをさらった仲間が邪魔立てしていたのだ!
「くそったれ!おいネオン!あと何人いるんだよ!」
[Ans,あと23人程です。実力的に1人50秒ほどあれば充分かと]
「ちっ、めんどうだ!全員まとめてやるか!」
「全員だと?!ハッタリは死んでから言うんだな!やれ!」
「くらえ!火焔の円 その劫火にて 全てを燃やせ!『烈火大輪』!」
雅人から炎の円が生み出され賊共を燃やし尽くす
「なっ?!そんな魔法見たことも聞いたこともねぇぞ!」
「そりゃあ俺のオリジナルだから」
「はぁ?!ぐはぁっ!」
「よっしゃ行くか!」
「まっ、待ってくれ…せ、せめて何故オリジナル魔法ができる!普通、魔法の構築とは数十年、数百年の歳月の上でできるようなもの!何故?そしてなぜ殺さない!」
「そんなモン知るか!生憎そんな趣味ねぇ!今度教えてやるわ、じゃあな!」
「は?!」
雅人はその場から駆け出した!
「やべっ!今度って言っちまったがどうしよ」
[Ans,その時話せばよろしいかと…。今は急ぐべきだと思われますが]
「当たり前だろ!)
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………だけど
「アイツら何処にいるんだ?」
[Ans,恐らくは隠れている可能性が、しかしリアの魔力を調べても出てきていないところを見ると敵は結界を貼っているかも知れません]
ネオンさんそんなことしてたん?というか
「結界?なんだ特殊魔法か?」
[Ans,いえ現在そのような魔法が存在していない様ですのでスキルのひとつだと思います]
「確かに似たようなスキルは沢山あるんだったよな」
[Yes]
「じゃあどうすれば…」
『俺が知ってる!』
「誰だ!さっきの生き残りか!」
「まぁそうだ。俺はあいつの場所はわかる。」
「そうか。じゃねえーよ!なんで急に加担する!元々あいつの仲間なんだろ!はっ、まさか騙し討ち狙いか?!」
「違う!俺は確かにあいつについていたが、それは金がたくさん貰えるからだ!だが、あいつのやり方には気に食わねぇし、それにあんたの魔法気になってよ!ついて行っていいか?」
なるほどな。こいつ、ものを見る目があるようだ。それにあの魔法は普通の人間ならしばらく動けないように麻痺魔法・・・・加えた・・・ってのに動けているということは只者じゃねえことを表してる。
「お前、名前は」
「は?」
「名前が分からんと呼べねぇだろ!」
「ってことは…!」
「あぁ、認めてやるよ!てめぇの力」
「ありがてぇ!俺の名はカルト!カルト・フォルストだ!よろしく頼む、お前は?」
「わーったよ俺は工藤雅人だ」
「クドウマサト?変な名前だな?」
「そうか?じゃあ慣れろ!さっさと案内しろ!」
「はぁ?!まぁ分かったわ」
2人は囚われのリアの元へ急いだ
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その頃リアは
「残念だったなぁ、あいつお前を助けに来ようとしても無駄だぜ」
「なっ!?」
「なぜならなぁ!ここには結界を施してるんだ!それにここに来るまでの間には賊を並べている。野郎の来る確率なんて0なんだよ0だ!」
「そんな、そんなことって…」
リアはその男の言葉に悔やんだ
(ごめんなさい雅人!私が出会ったばっかりに!)


今回は3本立てです!
新キャラ兼仲間となります
また雅人の魔法については後々話されます


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