異世界はチートなカードで乗り切ろう!?

田中 凪

69.(過去編)アレが食べたいがために東へ②

 忙しかった事に加えて自分が無計画に登場させたキャラの設定やらに手間取って遅れてしまい申し訳ありませんでしたぁ!あと今回は短めです。空白期間のわりにめちゃくちゃ短いのは許してください何でもしますから(何でもするとは言ってない)(土下座)
無計画にキャラだしするのは良くないと学びました(ニワトリ以下の記憶力なのでまたやらかすしもうすでにやらかしているのでしんどい)



 詩織さんの記憶を読み取って転移した場所は魔物の襲撃、いや、空襲を受けた後のような有様だった。歴史の授業で見た東京大空襲後の街並みとかなり似ている気がする。
「これは…」
「私がいない間に襲われた?でもこんなことができるほど弱まってはいなかったはず…」
 詩織さんがそんなことを言っていて面倒事が確定した(と思う)。
「恐らくですが私たち一族が代々封印していたゴーレムに襲撃されたようです。」
「あの、いきなりそんなことを言われても…」
「あっ、そうでしたね。申し訳ありません。実は…」
 詩織さんに苗字がある時点で何となく察していたが、彼女の一族は代々この地域に封印されている強力なゴーレムの封印結界の維持管理をしていた神子の一族らしい。そして、数年前から結界の綻びが修復できなくなりはじめていたのだという。そして詩織さんは再び封印するための手段を探すように父親から命令を受け、鎖国状態のこの国から特別に出国したらしい。
「父の話では結界が致命的な損傷を受けるまでには十数年はあると言っていたのですが…どうやら結界の弱まる速度が想定をはるかに上回っていたようですね。私がもっと早くに解決策を見つけていればこんなことには…」
そう言いながら詩織は自分の手を強く握りしめる。
「詩織さん…」
そんな彼女にハルトはどう声をかければいいのかわからず、ただ見ていることしかできなかった。
「…失礼いたしました。この様子だと近くの集落も、おそらくここと同じ状況だと思うので都の方まで先ほどと同じようにお願いできますか?」
「わかりました。それではまた失礼しますね」
 ハルトはそう言って瞑想状態の詩織に触れ、都のイメージをもらい受け、都の入り口から少し離れた場所に転移する。
 
 


お気に入り登録者様が268人、いいねが566件になりました。ありがとうございます。これからもぼちぼちやっていくのでよろしくお願いします<(_ _)>
封印されていた魔獣を封印されていたゴーレムに変更しました。2021年4月11日

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