異世界はチートなカードで乗り切ろう!?

田中 凪

11.カードの性能

魔法の練習を終え、庭には俺、お父様、お母様、妹のエレナ、ウェイルさん、エスタノールさん、そしてこの家のメイド長さんと執事長さん、この街の騎士団の団長さんなどの豪華なメンバーが集まった。なんで俺の魔道具の性能を見るだけなのにこんなに集まったのやら…
「ハルト、始めてくれ」
「はい」
まずはアイテムカードから試してみるか。まずは小さいものから入れてみよう。並べられている中に剣があるし丁度いいかな。
柄の部分にカードの表面を当てるとすんなりと入っていった。まあ、さすがに剣が入らなかったらなにを入れればいいんだって話だからな。そして、剣を出そうとするが…あれ?出ない。
よく見ると、剣の絵が描かれている下に文字が書いてあった。日本語で。なるほど、これなら誰にも使われないな。
「ハ、ハルト?どうした?」
「あ、い、いえなんでもないです」
取り出す時は一々カードを地面に置かなければいけないらしい。(剣の場合)これは少し不便だな。あ、でも射出ができるからいいか。
「お父様、あそこの的に剣を飛ばしても大丈夫でしょうか?」
「ん?ああ、構わないぞ」
よし、お父様から許可は貰ったしやってみるか。
ハルトはカードバトルマンガで、キーカードを出す時のような形でカードを持ち「射出!」と言った。
ぎゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅん!!
すると、剣は弾丸のように回転し爆音を響かせながら的を見事に射抜いた…のはいいのだが、集まった者のほとんどが目で追うことが出来なかった。
「な、何今の…」
「お、俺が目で追えないほど速かった…だと?!」
一番最初に声を発したのはエスタノールさんとウェイルさんだった。
続いて、ハルとの両親たちが、
「ハルトならなんでもありだな(ね)」
と言った。人を人外呼ばわりしないで欲しいものだ。
さて、普通に取り出すのはめんどくさいが、これならかなり攻撃の幅が広がるな。弓なんて使わないで矢を射る(?)ことが出来るわけだし。問題は容量なんだが…
こちらも驚くほどだった。なんせ馬車ですら収納できたのだから。これには俺もびっくりした。最後に、魔物の死骸も収納できる事が分かったのでよかった。
魔法カードも同じで自分に向かってきた魔法を「吸収」と言うだけで魔法カードに吸い込まれ、「射出」と言えば狙った的に当たる。【ショートワープ】や【ヒール】などの援護系魔法も同じように吸収されたが、【ショートワープ】はもうやろうと言われてもやらない。どこに飛ぶのかしっかりイメージしないといけなかった。そもそもそんな事しなくても自分でやった方が早いのだが…
モンスターカードは魔物を連れて来るわけにもいないので今回は見送ることにした。


そろそろヒロイン出さないとなぁω・)チラッω・)チラッ

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