攻略対象外だけど、好きなんです!
10「夢見の能力者」
 船が地上に降りたので、外へ出てみる。
 するとそこには、色街出身・夢見の能力者の神楽 晴翔がいた。
「俺はこの船に乗れって言われて来たんだ。もしかして君もかな。」
 話しかけられたので、答える。
「ええ、まぁ。」
「そうなんだ。…君、名前は?年はいくつ?」
「私の名前は入須 雪月と申します。年は今年で十八になります。…あなたは?」
「俺は神楽 晴翔。年は二十三かな。…よろしく。」
「はい!よろしくお願いしますね!」
 私は天使の…とまではいかないが、微笑みを浮かべる。
「じゃあ、船の中に案内しますね。…あ!砂原くん、この方、新しい能力者さんです!」
 遠くに砂原くんが見えたので伝える。
「よろしくね、俺は砂原 隼っていうんだけど、…君の名前を教えてくれる?」
「神楽 晴翔。……この船、すごいね。さすが『世界』だ。」
「…ところで、お腹空かない?」
 そういえば、そろそろ昼食の時間だ。
「確かに。…お願いできるかな?」
「ふふ、任せてください!…晴翔さん、なにか食べたいものはありますか?」
「君って料理できるんだね…。じゃあ、洋食をお願いできるかな?」
「分かりました!洋食ですね。…ハンバーグとかいかがでしょうか?」
「ハンバーグ…いいね。お願いするよ。」
「みなさんも、ハンバーグでいいでしょうか?」
 周りにいる東くんや、美澄くんたちにも問う。
「いいよ。」
「分かった。」
「……ふふ、良かったです。それでは、時間がかかると思うので、一時間後に食堂にお越しくださいませ。…東くん、ヒヨコさん。手伝って、いただけますか?」
 東くんに一応問う。
「…いつも手伝ってるだろうが。いいぜ、今日は腕によりを掛けて、作ってやる。」
「ぴぃ〜(嬉)♡」
「ありがとうございます!…じゃあ、食堂に行きましょうか。それでは、また!」
 私は砂原くんと神楽くんに一礼して、東くんと共に、食堂へ向かう。
「あの子……とってもいい子だね。」
 晴翔が隼に言う。
「そうだろう?優しくて料理上手で、おしとやかで謙虚な…とっても可愛い子だよ。」
「うん。……あんな子、本当に現実にいるのかな?まるで、夢でも見てるような……。」
「そうだよね。…あの子の可愛さは、天然なのかな。それとも計算……?」
 隼は疑念を口にすると、紬が話に入ってきた。
「僕の知っている限りでは天然だと思うけど……。隼、いきなり、どうしたの?」
「自分と彼女を重ねているわけじゃないよ。ただ、どうやったらあんな可愛い子が生まれるか不思議でさ。いっそ計算だって言われた方が、まだ信じられる気がするんだ。」
「俺は、お嬢さんが計算だと思うな。ああいう計算をしてる子、色街でよく見るもん。…計算でも、可愛げのある方が人気がでるからね。」
「隼は、計算で可愛い子は嫌い?」
「まさか。作ったものでも可愛げのある女の子がいいよ。」
「…でも俺も、あんなに可愛い子は初めて見たよ。もしかしたら天然なのかも。」
「ま、この話はここまでにして、船を案内しようか。」
「…ありがと。じゃ、頼むよ。」
 するとそこには、色街出身・夢見の能力者の神楽 晴翔がいた。
「俺はこの船に乗れって言われて来たんだ。もしかして君もかな。」
 話しかけられたので、答える。
「ええ、まぁ。」
「そうなんだ。…君、名前は?年はいくつ?」
「私の名前は入須 雪月と申します。年は今年で十八になります。…あなたは?」
「俺は神楽 晴翔。年は二十三かな。…よろしく。」
「はい!よろしくお願いしますね!」
 私は天使の…とまではいかないが、微笑みを浮かべる。
「じゃあ、船の中に案内しますね。…あ!砂原くん、この方、新しい能力者さんです!」
 遠くに砂原くんが見えたので伝える。
「よろしくね、俺は砂原 隼っていうんだけど、…君の名前を教えてくれる?」
「神楽 晴翔。……この船、すごいね。さすが『世界』だ。」
「…ところで、お腹空かない?」
 そういえば、そろそろ昼食の時間だ。
「確かに。…お願いできるかな?」
「ふふ、任せてください!…晴翔さん、なにか食べたいものはありますか?」
「君って料理できるんだね…。じゃあ、洋食をお願いできるかな?」
「分かりました!洋食ですね。…ハンバーグとかいかがでしょうか?」
「ハンバーグ…いいね。お願いするよ。」
「みなさんも、ハンバーグでいいでしょうか?」
 周りにいる東くんや、美澄くんたちにも問う。
「いいよ。」
「分かった。」
「……ふふ、良かったです。それでは、時間がかかると思うので、一時間後に食堂にお越しくださいませ。…東くん、ヒヨコさん。手伝って、いただけますか?」
 東くんに一応問う。
「…いつも手伝ってるだろうが。いいぜ、今日は腕によりを掛けて、作ってやる。」
「ぴぃ〜(嬉)♡」
「ありがとうございます!…じゃあ、食堂に行きましょうか。それでは、また!」
 私は砂原くんと神楽くんに一礼して、東くんと共に、食堂へ向かう。
「あの子……とってもいい子だね。」
 晴翔が隼に言う。
「そうだろう?優しくて料理上手で、おしとやかで謙虚な…とっても可愛い子だよ。」
「うん。……あんな子、本当に現実にいるのかな?まるで、夢でも見てるような……。」
「そうだよね。…あの子の可愛さは、天然なのかな。それとも計算……?」
 隼は疑念を口にすると、紬が話に入ってきた。
「僕の知っている限りでは天然だと思うけど……。隼、いきなり、どうしたの?」
「自分と彼女を重ねているわけじゃないよ。ただ、どうやったらあんな可愛い子が生まれるか不思議でさ。いっそ計算だって言われた方が、まだ信じられる気がするんだ。」
「俺は、お嬢さんが計算だと思うな。ああいう計算をしてる子、色街でよく見るもん。…計算でも、可愛げのある方が人気がでるからね。」
「隼は、計算で可愛い子は嫌い?」
「まさか。作ったものでも可愛げのある女の子がいいよ。」
「…でも俺も、あんなに可愛い子は初めて見たよ。もしかしたら天然なのかも。」
「ま、この話はここまでにして、船を案内しようか。」
「…ありがと。じゃ、頼むよ。」
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