ときどき、ホットミルクが飲みたくなる人生
第39話「確信」
グチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャグチャ。
路地の裏手では、1人の男性が倒れていた。名前は本田稜。M高校に通う気弱な能力者…………だった。
「フゥ〜満腹満腹! でも人間1人食うのは疲れるな!」
俺はゴキブリの姿から戻り、膨らんだ腹を撫でた。不良校に通う気弱な男子は、現在俺の胃の中で泳いでいる。
そう、食ったのだ。奴の肉体ごと。
完全に絶命した本田稜は、自身の能力を失い、その力は俺の中に宿っている。
「なるほどなるほど、『腕力を5倍にする能力』か。馬鹿力の正体はこれだったんだな」
「よおっ、どうだ調子は?」
「最高だ! 身体の奥から力が湧き上がってきやがるぜ!!」
「上々のようやな! 流石は次世代人!」
俺と一緒に、隣の馬鹿共が悪い笑みを浮かべる。まったく、こいつらは本当に最高のパートナーだ!
「この調子でどんどん狩るぞ! トモ、次のターゲットはまだ見つからないのか!?」
「そう焦るな。獲物は確実に仕留めなければならない。とは言っても、本番は日曜だからな。それまでに見つかるのは3、4人ってところだろう」
「なるほど、しかし奴を倒すには十分な数だ! イチロー、峰長の動向はどうなってる?」
「特に変わった動きは無いな。普通に日常生活を送っとるわ」
「馬鹿な奴だ。俺が戦闘の準備を整えているとも知らずに平和ボケしやがって!」
だがそれで良い。せいぜい、束の間の平穏を味わっているが良いさ!
俺は勝利を確信し、町中に響く大きな笑い声を上げるのだった。
路地の裏手では、1人の男性が倒れていた。名前は本田稜。M高校に通う気弱な能力者…………だった。
「フゥ〜満腹満腹! でも人間1人食うのは疲れるな!」
俺はゴキブリの姿から戻り、膨らんだ腹を撫でた。不良校に通う気弱な男子は、現在俺の胃の中で泳いでいる。
そう、食ったのだ。奴の肉体ごと。
完全に絶命した本田稜は、自身の能力を失い、その力は俺の中に宿っている。
「なるほどなるほど、『腕力を5倍にする能力』か。馬鹿力の正体はこれだったんだな」
「よおっ、どうだ調子は?」
「最高だ! 身体の奥から力が湧き上がってきやがるぜ!!」
「上々のようやな! 流石は次世代人!」
俺と一緒に、隣の馬鹿共が悪い笑みを浮かべる。まったく、こいつらは本当に最高のパートナーだ!
「この調子でどんどん狩るぞ! トモ、次のターゲットはまだ見つからないのか!?」
「そう焦るな。獲物は確実に仕留めなければならない。とは言っても、本番は日曜だからな。それまでに見つかるのは3、4人ってところだろう」
「なるほど、しかし奴を倒すには十分な数だ! イチロー、峰長の動向はどうなってる?」
「特に変わった動きは無いな。普通に日常生活を送っとるわ」
「馬鹿な奴だ。俺が戦闘の準備を整えているとも知らずに平和ボケしやがって!」
だがそれで良い。せいぜい、束の間の平穏を味わっているが良いさ!
俺は勝利を確信し、町中に響く大きな笑い声を上げるのだった。
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