精霊たちと契約戦争
精霊契約④
「うおおぉぉぉぉ!!」
切る、切る、切る。
きずけば俺は真っ赤に染まった右手に持った刀で、ひたすらに巨大な害虫を切り刻んでいた。
あるのはただ1つだけだ。
『怒り』それ以外の感情は何もなかった。
ただその1つの感情で俺は『オプスキュリテ』を切り続けていた。やつらに対する恐怖なんて忘れてしまっていた。
《「おいエマ、大丈夫か。いくらなんでも何もないとこで転ぶなよ。」
俺は少しからかう様に、倒れこんだエマにちかずき言った。
しかし、エマは返事をするどころかピクリとも動かない。俺は軽くエマの背中を揺すって呼び掛けた。
「おい、エマ?大丈夫か?」
それでも起きない。少し心配になる。俺はもう一度エマの背中を少し強めに揺すった。
「ん?何だこれ。」
揺すっていた右手に何かがついた。
それは、エマの背中から溢れだしていた。
人間のから体の中から出てくる赤い液体。
「・・・これって、血・・・」
驚きの隠せない俺は、紅葉と藺草の方に振り向く。
「おい!お前らエマが!!・・・!」
普段より高い位置にある紅葉と藺草の体、足が地面につかずに浮いている。
その2人の腹は真っ赤に染まっていて、そこからは大きな鎌のようなものが貫通していた。
真っ赤な血が足を伝って青い芝生にポツリと落ちた。
さっきまでの青い芝生は真っ赤に染まっていた。》
それから先の事はよく覚えていない。きずいたら持っている刀を振り回していた。
「うっ、おらぁぁぁぁあ!」
オプスキュリテの足が落ちる、体内から緑色の液体が飛び散った。
目の前にいたオプスキュリテはバラバラになっていた。
するとオプスキュリテは白い光を放ち消えていき、俺の意識も段々と遠くなっていった。
「う、うぅ、、」
「あ、やっと起きたよ。」
俺は薄暗い空間に横になっていた。
「すごかったね、まさか倒すとは思わなかったよ。もう少しびびると思ってた。」
目の前にいる精霊が少し楽しそうに言った。
今まで見ていたのは夢だったのだろうか。
どちらにしろもう二度とみたくはない、そう思った。
「合格」
「え?」
「『え?』って契約してあげるよ。君のこと気に入っちゃったしね。」
(あぁ、そうか、俺こいつと契約するために。)
「それじゃ契約始めていい?」
「あ、あぁ。」
「ちょっと辛いかもしれないけど我慢してね。すぐに終わるから。」
「わ、わかった。」
そういい精霊は目をつぶりてを伸ばす。手のひらからは眩しいくらい明るい光が溢れだした。
俺の目の前には全体的に真っ黒な刀が現れた。
それと同時に右腕が燃えるように熱くなっていた。
思わず右腕をつかむ。
「はい、終わったよ。」
「もう終わったのか。以外と簡単なんだな、契約って。」
「んー、まぁね。」
服の袖で額の汗を拭う。
「疲れちゃった?」
「少しな、でも大丈夫だよ。ところでこの刀って。」
「うん。それが君の武器『雷刀』君の使いやすいようにしといたから。」
「雷刀・・・、何で雷なの?」
「あれ、もしかして知らなかったの?希少種って言うのはね・・・。」
それから精霊は希少種とはどんなものなのかを説明した。
「つまり、稀少種は2つの属性が使えるってことか。お前は何が使えるんだよ。」
「私は火と雷の2つだよ。」
「なるほど、それで雷刀、か。」
「気に入らなければ名前は好きに変えていいよ。」
「いや、このままでいいよ。」
精霊は黙って頷き一息つくと、今までの不満を、爆発されるように言った。
「あー、やったーー。やっとこの暗い部屋から出られるよ。」
「もしかしてずっとこの部屋に1人でいたのか。」
「ずっとって行っても数ヶ月だよ。」
「こんなところにそんなに。じゃあ、早く出ようぜ、俺もここはあんまり好きじゃない。」
そう言い俺は上に続く階段へ歩いていった。
「あ、そう言えばさ、俺まだお前の名前聞いてなかった。聞いてもいいか?」
「そう言えばそうだったね。うん、あたしの名前は『アルマ』、改めてよろしくね。楓!!」
切る、切る、切る。
きずけば俺は真っ赤に染まった右手に持った刀で、ひたすらに巨大な害虫を切り刻んでいた。
あるのはただ1つだけだ。
『怒り』それ以外の感情は何もなかった。
ただその1つの感情で俺は『オプスキュリテ』を切り続けていた。やつらに対する恐怖なんて忘れてしまっていた。
《「おいエマ、大丈夫か。いくらなんでも何もないとこで転ぶなよ。」
俺は少しからかう様に、倒れこんだエマにちかずき言った。
しかし、エマは返事をするどころかピクリとも動かない。俺は軽くエマの背中を揺すって呼び掛けた。
「おい、エマ?大丈夫か?」
それでも起きない。少し心配になる。俺はもう一度エマの背中を少し強めに揺すった。
「ん?何だこれ。」
揺すっていた右手に何かがついた。
それは、エマの背中から溢れだしていた。
人間のから体の中から出てくる赤い液体。
「・・・これって、血・・・」
驚きの隠せない俺は、紅葉と藺草の方に振り向く。
「おい!お前らエマが!!・・・!」
普段より高い位置にある紅葉と藺草の体、足が地面につかずに浮いている。
その2人の腹は真っ赤に染まっていて、そこからは大きな鎌のようなものが貫通していた。
真っ赤な血が足を伝って青い芝生にポツリと落ちた。
さっきまでの青い芝生は真っ赤に染まっていた。》
それから先の事はよく覚えていない。きずいたら持っている刀を振り回していた。
「うっ、おらぁぁぁぁあ!」
オプスキュリテの足が落ちる、体内から緑色の液体が飛び散った。
目の前にいたオプスキュリテはバラバラになっていた。
するとオプスキュリテは白い光を放ち消えていき、俺の意識も段々と遠くなっていった。
「う、うぅ、、」
「あ、やっと起きたよ。」
俺は薄暗い空間に横になっていた。
「すごかったね、まさか倒すとは思わなかったよ。もう少しびびると思ってた。」
目の前にいる精霊が少し楽しそうに言った。
今まで見ていたのは夢だったのだろうか。
どちらにしろもう二度とみたくはない、そう思った。
「合格」
「え?」
「『え?』って契約してあげるよ。君のこと気に入っちゃったしね。」
(あぁ、そうか、俺こいつと契約するために。)
「それじゃ契約始めていい?」
「あ、あぁ。」
「ちょっと辛いかもしれないけど我慢してね。すぐに終わるから。」
「わ、わかった。」
そういい精霊は目をつぶりてを伸ばす。手のひらからは眩しいくらい明るい光が溢れだした。
俺の目の前には全体的に真っ黒な刀が現れた。
それと同時に右腕が燃えるように熱くなっていた。
思わず右腕をつかむ。
「はい、終わったよ。」
「もう終わったのか。以外と簡単なんだな、契約って。」
「んー、まぁね。」
服の袖で額の汗を拭う。
「疲れちゃった?」
「少しな、でも大丈夫だよ。ところでこの刀って。」
「うん。それが君の武器『雷刀』君の使いやすいようにしといたから。」
「雷刀・・・、何で雷なの?」
「あれ、もしかして知らなかったの?希少種って言うのはね・・・。」
それから精霊は希少種とはどんなものなのかを説明した。
「つまり、稀少種は2つの属性が使えるってことか。お前は何が使えるんだよ。」
「私は火と雷の2つだよ。」
「なるほど、それで雷刀、か。」
「気に入らなければ名前は好きに変えていいよ。」
「いや、このままでいいよ。」
精霊は黙って頷き一息つくと、今までの不満を、爆発されるように言った。
「あー、やったーー。やっとこの暗い部屋から出られるよ。」
「もしかしてずっとこの部屋に1人でいたのか。」
「ずっとって行っても数ヶ月だよ。」
「こんなところにそんなに。じゃあ、早く出ようぜ、俺もここはあんまり好きじゃない。」
そう言い俺は上に続く階段へ歩いていった。
「あ、そう言えばさ、俺まだお前の名前聞いてなかった。聞いてもいいか?」
「そう言えばそうだったね。うん、あたしの名前は『アルマ』、改めてよろしくね。楓!!」
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