なんでも【美少女化】するスキルでハーレム作ります ~人も魔物も無機物も俺も!?~
幕間 暗躍
「うーん、まずいわね。まさかSランク冒険者を2人も味方につけるなんて」
「セントヘレンズにやつらの方から来たのはよかったが……インフェルノ・シンフォニーとマグナム・アトランティスに張り付かれては手が出せんぞ。たとえ【びしょうじょか】していてもやつらはやっかいだ」
「ただの口の悪いガキになったあんたと違ってね。やっと舌ったらずが治って来たかな?」
「やかましい。ともあれ、われらの作戦がひとつにかたまったな」
「ええ、まずはセイの分断ね。理想は1人きり、最低でもSランク2人は切り離す。やることが分かりやすくはなったわね」
「それに地の利はわれらにある……セントヘレンズの加護もな」
「でもどうなのかしらね、女神サマは私らの行為を認めてくださるかしらね? 仮にも女神サマが与えた力を思い切り悪用しようとしてるってのに」
「意義はある……あのスキル、たかだかひとりのこどもにゆだねるには手にあまる。たとえ一部あくようしようと、かんしとかんりは大事だ」
「一理あるわね。あのスキルは人々を救うこともできるけど、滅ぼすことも簡単な力。極端な話人類全部女にしちゃえば滅亡一直線だし」
「だがその気になれば可能だ。やつ自身もきづいていないだろうが、あのスキルはおそらく効果範囲がむげんに近い」
「そしてどんなスキルでも防げない、か。まさしく神の力ね」
「なにゆえに女神イスリエラはこんな力を人にゆだねたのか……わかるのはやはり、こじんのいしで使っていいものではないということだ」
「あんたが言うとしまらないわねぇ」
「やかましい。ちゃかしているばあいか」
「だって楽しいんだもの。でも、そろそろ動き出さないとね。私の槍もいい加減仕事がしたくて疼いてるわ」
「おれも剣があればな……ふほんいだがこの体をつかって働くよりやむをえん」
「そうそう、ちゃんと練習したでしょ? 考えてみれば子供の見た目に大人の精神って色々便利よ? しっかり活用しなきゃね」
「いっておくがな、きさまがむだにあおりたてるから、おれはやりたくなかったんだ……!」
「えー? かわいいからかわいいって言っただけじゃない。復習してみましょ、『おにいちゃん、迷子になっちゃったの』、はい」
「だれがやるか」
「任務は絶対よ。その遂行のために最善をつくすのが私たちの使命。まっ、小さくなってそのプライドまでなくなったなら仕方ないけど」
「ぐっ……」
「はい、どうぞ?」
「ぐぐっ……」
「全力で媚び売って。怪しまれたら終わりよ? さあ!」
「お……おにいちゃん! 私、まいごになっちゃったの……」
「あっはっはっはっはっはっはーっ!! 何度見てもかわいいわー! ひーっ」
「あ、アルパきさまー! だからやりたくなかったのだおれは!」
「あー面白かった。それじゃそろそろいきましょうか」
「このっ……もとにもどったら覚えていろよ! まったく……」
「まあまあ、任務はしっかり協力して、ね。貴方の力も期待してるわよ」
「フン……アルパだけではけねんがつよいのでな」
「リックスだけでは、でしょ? それじゃそろそろ動き出しますか……ね、トオイ」
「セントヘレンズにやつらの方から来たのはよかったが……インフェルノ・シンフォニーとマグナム・アトランティスに張り付かれては手が出せんぞ。たとえ【びしょうじょか】していてもやつらはやっかいだ」
「ただの口の悪いガキになったあんたと違ってね。やっと舌ったらずが治って来たかな?」
「やかましい。ともあれ、われらの作戦がひとつにかたまったな」
「ええ、まずはセイの分断ね。理想は1人きり、最低でもSランク2人は切り離す。やることが分かりやすくはなったわね」
「それに地の利はわれらにある……セントヘレンズの加護もな」
「でもどうなのかしらね、女神サマは私らの行為を認めてくださるかしらね? 仮にも女神サマが与えた力を思い切り悪用しようとしてるってのに」
「意義はある……あのスキル、たかだかひとりのこどもにゆだねるには手にあまる。たとえ一部あくようしようと、かんしとかんりは大事だ」
「一理あるわね。あのスキルは人々を救うこともできるけど、滅ぼすことも簡単な力。極端な話人類全部女にしちゃえば滅亡一直線だし」
「だがその気になれば可能だ。やつ自身もきづいていないだろうが、あのスキルはおそらく効果範囲がむげんに近い」
「そしてどんなスキルでも防げない、か。まさしく神の力ね」
「なにゆえに女神イスリエラはこんな力を人にゆだねたのか……わかるのはやはり、こじんのいしで使っていいものではないということだ」
「あんたが言うとしまらないわねぇ」
「やかましい。ちゃかしているばあいか」
「だって楽しいんだもの。でも、そろそろ動き出さないとね。私の槍もいい加減仕事がしたくて疼いてるわ」
「おれも剣があればな……ふほんいだがこの体をつかって働くよりやむをえん」
「そうそう、ちゃんと練習したでしょ? 考えてみれば子供の見た目に大人の精神って色々便利よ? しっかり活用しなきゃね」
「いっておくがな、きさまがむだにあおりたてるから、おれはやりたくなかったんだ……!」
「えー? かわいいからかわいいって言っただけじゃない。復習してみましょ、『おにいちゃん、迷子になっちゃったの』、はい」
「だれがやるか」
「任務は絶対よ。その遂行のために最善をつくすのが私たちの使命。まっ、小さくなってそのプライドまでなくなったなら仕方ないけど」
「ぐっ……」
「はい、どうぞ?」
「ぐぐっ……」
「全力で媚び売って。怪しまれたら終わりよ? さあ!」
「お……おにいちゃん! 私、まいごになっちゃったの……」
「あっはっはっはっはっはっはーっ!! 何度見てもかわいいわー! ひーっ」
「あ、アルパきさまー! だからやりたくなかったのだおれは!」
「あー面白かった。それじゃそろそろいきましょうか」
「このっ……もとにもどったら覚えていろよ! まったく……」
「まあまあ、任務はしっかり協力して、ね。貴方の力も期待してるわよ」
「フン……アルパだけではけねんがつよいのでな」
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