異世界で旅を〜異世界チートは必須でしょ?〜

ちゃまたん

目覚め?

 眼が覚めると、そこは知らない天井だった。
 まあ、異世界の小屋なんだから当たり前なんだが。というか、小屋で寝てるとか、誰か来たらどうするつもりだったんだよ。
 そんな事をひと通り考えてから、俺は状況確認をする事にした。
 まず、服装はなぜか紺色のジャージだった。学生時代のメーカーだけのやつ。
 そして、小屋の中には簡素なベット、その他には、斧や網といった狩りに使うであろう道具がいくつか置いてあった。

 お? 部屋の隅に良さげな片手長剣とナイフがあるぞ。
 確か、この小屋は使われてないんだったよな。ということはもらって行ってもいいんだよな?

 まあ、なんにせよ武器なしの無一文なんだから盗って行くけど。
 次は祝福ギフトの能力の確認をしたいな。どうやったら確認できるんだ?

《アディラ及び、祝福に関する質問の意思を確認しました。【別人格オペレーター】及び、【森羅万象】を起動しますか?また、起動によるMPまたは魔力の消費はありません》

「おひぇ ︎」

 なんだなんだ ︎
 いきなり耳元で声がしたぞ!
 
 俺は何がなんだか分からず、辺りを見渡した。
 しかし、辺りには誰も誰もいなかった。

《20秒の間応答が無い為、起動を中止します》

「おぉ?」

 そういえば、さっき【別人格】がどうとか言ってたような…

 そこで俺はやっとこれが、祝福の能力だと気がついた。

「そうと分かれば、早速使いたくなってきたな」

 ということで、今度は、起動したいという意思を念じた。

《起動の意思を確認しました。これより【別人格】及び【森羅万象】を起動します》

 その応答から5秒ほど経つと

《2つの祝福の起動が終わりました。ここからの応答は【別人格】へと移行されます》

 いや、念じたはいいけど相変わらず意味は分からないんだが…これはどうしたらいいんだ?

《A,御命令をいただければ、【森羅万象】より引き出した情報の詳細、高速演算による予測などを提示する事が出来ます》

「うお!いきなり耳元で声がすると正直、少しビックリするな…」

 しかし【森羅万象】から引き出した情報か。
 なら、まずやるべき事は…
 そうだな、祝福の能力の確認が出来なかったから、最初は能力確認をするべきだな。

「じゃあ、俺自身の情報は見れるか?」

《A,可能です。ステータス画面を表示します》

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名前:依代よりしろ 宿やどる
種族:人間(18)
HP:10/10
MP:10/10
筋力:10
魔力:10
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[祝福]
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【神卸し】
神の力の一部を体に宿して戦うことができる。ただし、かなりの負担が、体にかかるので連続使用はできない。
※精神世界でのみ神と対話が可能。
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【森羅万象】
触れられるもの、視界に入るもの、感じられるものの詳細を確認できる。
※自分のステータスや敵、他人のステータスを見る事ができる。
※最高位者にはレジストされる事もある。
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【高望み】
レベルアップ時のステータスアップに大幅補正。
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【限界突破】
スキルレベル、レベルの上限解放。
※祝福の場合は適応外。
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【効率強化】
敵を殺した時の経験値が倍になる。
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【効率上昇】
レベルアップに必要な
経験値が半分になる。
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隷属テイム
モンスターを従える事ができる。
従えたモンスターは主に対して親愛の様な情を抱く。
※人への適応は相手の合意、またはレジスト失敗時にのみ適応される。
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別人格オペレーター
思考の補助・思考加速、高速演算、【森羅万象】との併用で性能を相乗効果であげる事ができる。脳内会議ができる。
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[スキル]
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 なし
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[称号]
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転移者・神の寵愛を受けし者・臆病者ビビり
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 ツッコミ所ありすぎだろ!
 【神卸し】とかペナルティあっても、想像以上にチートじゃねーかよ!
 【別人格】も脳内会議ってなんだよ!
 ただの寂しい人じゃねーか!
 それと称号の臆病者ビビりってなんだよ!【別人格】の声の事か?あんなのがいきなり来たらビックリぐらいするだろうがよ!

《A,申し訳ございません》

 だから、いきなり来るとビックリするってんだろ!

 しかも【隷属テイム】これ、人にも有効なのかよ!人にかけてどうなるってんだよ!

《A,知能の高い生物ですと、思考加速と念話の応用による脳内会議が可能です。その他にも【効率強化】・【効率上昇】の補正が隷属した生物にもレベルアップ時に加算されます》

「後半は完全にチートじゃねーか ︎」

 驚きのあまり叫んでしまった。
 あと、いきなり出てくるな!

《A,申し訳ございません》

 これはもう慣れるしかないのか…
 それにしても、俺は想像以上にチートだったらしい。
 しかし、これから祝福をうまく活かすにはどうしたらいいんだろうか。
 ひとまず、そんな事をゆっくり考えていきますか!

 俺は思考を切り替え、思い切って小屋の外に踏み出した。

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