魔王を倒そうとしていた勇者と勇者を倒そうとしていた魔王を入れ替えてみた。

りゅう

進展

「4人ともお疲れ様じゃったのぅ。まあ、勇者と魔王は何もしていなかったがのぅ。」

そういいながら神様は笑う。
とりあえず休憩しなさいと神様が4人にお茶を出す。
お茶を飲みながら魔王と勇者はルーラとサキュバスに今回の礼を言う。

この4人最初は殺し合っていたのに今じゃ一緒にゆっくりお茶を飲めるようになったか…
神様はそう思いながら微笑む。

みんながお茶を飲み終わり少し休む。
数時間後神様は4人を集める。

「さて、では2つ目の願いをしようかのぅ。まあ、4人で協力すれば簡単じゃから頑張りなさい」

前だったら絶対に協力しないと言っていたのに今じゃ協力する気満々のようじゃな。
神様はもう2人の身体を元に戻してもいいと考えていた。
おそらく身体が元に戻っても争いは起こらないだろうと思っていたからだ。

まあ、儂がいいだしたことだしちゃんと11個願いを聞いてもらおうかのぅ。



「では2つ目の願いを始めようかのぅ」

神様はそういいながら立ち上がる。
4人はやる気満々といった表情だ。
まあ、これなら失敗はせんじゃろうな。

「2つ目の願いは何なのでしょうか?」

勇者が神様に問う。

「君たちはラグナ山という場所を知っているかね?」

「はい、知っていますが」

神様の問いにルーラが答える。

「そのラグナ山で暴れている魔獣を倒してきて欲しい、かなり強い魔獣だから4人で協力しないと勝てないぞ」

神様が4人に言うと4人をラグナ山の前に送り出す。

頑張ってのぅ。
最後に神様の声が聞こえた。





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