トランセンデンス・ストーリー
魔王編 第十四話 素質
「そっか、いい名前だね」
「ありがとうございます。この名前はおばあちゃんが付けてくれたんです。」
「おばあちゃんというと、この村の村長の?」
「はい。」
僕は村長の家に向っているところで村長のお孫さんかな?と思われる女の子と話をしていた。
「村長さんって魔法使いなのかな?」
「はい、おばあちゃんは光属性の魔法を使ってます。」
「なるほど。光属性か…。」
 この世界には魔法というものがある。それはいくつかの属性があり、それぞれの適正がある属性でないと上手く魔法は使えない。適正でなくと練習次第で使えるようにはなるだろうが、適正があるものと比べると酷く威力は落ちてしまう。
 因みにこの世界は、火・水・風・光・闇の五属性が基本的に知られている属性だ。そしてもう失われたまたはまだ存在しているが適正があるものが少なすぎて認知されていない属性などもある。例えば僕が使う古代魔法の一つ、時の魔法は、時間と呼ばれる属性になる。そして、変幻自在に関して言うと全く分からないというのが現状だ。城で読んだ書物の中にはこれのことは一切載っていなかった。本当にこの魔法一体何なのだろうか。
「おばあちゃんは魔法でみんなの怪我を治したり村を魔物から守ったりしてくれます。」
「そうなんだ。カエデちゃんのおばあちゃんはとても優しいんだね。」
「はい!自慢のおばあちゃんです!」
おばあちゃんの話になるといきなり元気になった。よっぽどおばあちゃんのことが大好きなんだろうと思う。
「着いたよ、ここがレギナさんの家さ。」
「ありがとうございます。」
「いいよ。早く行きな」
おばさんに導かれて僕はようやく村長の家に着いた
「待ってて下さい。今おばあちゃんを呼んできます。」
「分かった。」
そしてカエデちゃんは家の中に入っていった。そして、しばらくすると帰ってきた。でも1人ではなくてもう1人いた。
「お待たせしました。こちらが私のおばあちゃんでこの村の村長をしている…」
「レギナといいます。よろしくお願いします。冒険者のお方。」
「ゼロです。宜しくお願いします。」
「それでは家へ上がってください。大層なもてなしは出来ませんがこの子や他の子達を助けてくれたお礼をさせて下さい。」
「はい、お邪魔します。」
僕は気になることがあったので遠慮なく家にいれてもらった。
「改めてこの度はありがとうございました。」
レギナとカエデが共に頭を下げる。
「気にしないでください。盗賊の討伐も冒険者の仕事の一つですからね。」
「それでも私の孫やこの村の子供達を救ってくれたことに変わりありません。必ず何かお礼をさせていただきます。」
「・・・分かりました。お礼というのはこちらからお願いしても宜しいでしょうか?」
「構いませんよ。さすがに無理はできませんが」
「大丈夫ですよ。簡単な事なので。まあ、お礼というよりお願いになってしまいますが……。」
「お願い………ですか?」
「はい。」
「それは一体?」
レギナさんがそう言うと僕はカエデちゃんの方を見て言った。
「この子に戦い方を教えてもいいですか?」
「……!!」
僕がそう言うとレギナさんは目を見開いて答えた。
そして…、
「まさかこの子の素質に…?」
「ええ。僕は一応鑑定を持ってますから。」
「いえ。それでも有り得ません。この子それは本来は見えないはず。」
「確かにその通りですね。理由を話すことはできませんがそれでもお願いです。どうか僕にこの子を育てさせてはくれませんか?」
僕は頭を下げた。それほどにカエデちゃんのそれは僕の興味をそそられるものだったんだ。
「………分かりました。」
しばらく間を開けてから返答が来た。僕は頭を上げてレギナさんと目を合わせた。
「じゃあ…。」
「はい。あなたにこの子をお任せします。」
「……!ありがとうございます!」
「???なになに?どういうこと?」
ここまで全く話に着いてこれていないカエデちゃんがそう聞いた。それを聞いて僕はカエデちゃんに向かって
「今日からしばらく君にモンスターや人との戦い方を僕が教えようと思うんだ。」
「……?どうして?」
「いいかい。よく聞くんだよ。君には勇者と同等レベルの素質があるんだ。」
「えっと……?」
「ちょっと分かりにくかったかな?簡単に言うとね君のステータスに書いてある職業の名は"剣巫"。勇者や賢者みたいな職業と同じ伝説といわれている職業だよ。」
えー、まずは………………
誠に申し訳ありませんでしたーー!!!
長い間投稿できずに申し訳ありません。
言い訳などするつもりもございません。
また不定期投稿になりますがそれでもここまで長く開くことは無いと思いますのでこれからもトランセンデンス・ストーリーを宜しくお願いします!
「ありがとうございます。この名前はおばあちゃんが付けてくれたんです。」
「おばあちゃんというと、この村の村長の?」
「はい。」
僕は村長の家に向っているところで村長のお孫さんかな?と思われる女の子と話をしていた。
「村長さんって魔法使いなのかな?」
「はい、おばあちゃんは光属性の魔法を使ってます。」
「なるほど。光属性か…。」
 この世界には魔法というものがある。それはいくつかの属性があり、それぞれの適正がある属性でないと上手く魔法は使えない。適正でなくと練習次第で使えるようにはなるだろうが、適正があるものと比べると酷く威力は落ちてしまう。
 因みにこの世界は、火・水・風・光・闇の五属性が基本的に知られている属性だ。そしてもう失われたまたはまだ存在しているが適正があるものが少なすぎて認知されていない属性などもある。例えば僕が使う古代魔法の一つ、時の魔法は、時間と呼ばれる属性になる。そして、変幻自在に関して言うと全く分からないというのが現状だ。城で読んだ書物の中にはこれのことは一切載っていなかった。本当にこの魔法一体何なのだろうか。
「おばあちゃんは魔法でみんなの怪我を治したり村を魔物から守ったりしてくれます。」
「そうなんだ。カエデちゃんのおばあちゃんはとても優しいんだね。」
「はい!自慢のおばあちゃんです!」
おばあちゃんの話になるといきなり元気になった。よっぽどおばあちゃんのことが大好きなんだろうと思う。
「着いたよ、ここがレギナさんの家さ。」
「ありがとうございます。」
「いいよ。早く行きな」
おばさんに導かれて僕はようやく村長の家に着いた
「待ってて下さい。今おばあちゃんを呼んできます。」
「分かった。」
そしてカエデちゃんは家の中に入っていった。そして、しばらくすると帰ってきた。でも1人ではなくてもう1人いた。
「お待たせしました。こちらが私のおばあちゃんでこの村の村長をしている…」
「レギナといいます。よろしくお願いします。冒険者のお方。」
「ゼロです。宜しくお願いします。」
「それでは家へ上がってください。大層なもてなしは出来ませんがこの子や他の子達を助けてくれたお礼をさせて下さい。」
「はい、お邪魔します。」
僕は気になることがあったので遠慮なく家にいれてもらった。
「改めてこの度はありがとうございました。」
レギナとカエデが共に頭を下げる。
「気にしないでください。盗賊の討伐も冒険者の仕事の一つですからね。」
「それでも私の孫やこの村の子供達を救ってくれたことに変わりありません。必ず何かお礼をさせていただきます。」
「・・・分かりました。お礼というのはこちらからお願いしても宜しいでしょうか?」
「構いませんよ。さすがに無理はできませんが」
「大丈夫ですよ。簡単な事なので。まあ、お礼というよりお願いになってしまいますが……。」
「お願い………ですか?」
「はい。」
「それは一体?」
レギナさんがそう言うと僕はカエデちゃんの方を見て言った。
「この子に戦い方を教えてもいいですか?」
「……!!」
僕がそう言うとレギナさんは目を見開いて答えた。
そして…、
「まさかこの子の素質に…?」
「ええ。僕は一応鑑定を持ってますから。」
「いえ。それでも有り得ません。この子それは本来は見えないはず。」
「確かにその通りですね。理由を話すことはできませんがそれでもお願いです。どうか僕にこの子を育てさせてはくれませんか?」
僕は頭を下げた。それほどにカエデちゃんのそれは僕の興味をそそられるものだったんだ。
「………分かりました。」
しばらく間を開けてから返答が来た。僕は頭を上げてレギナさんと目を合わせた。
「じゃあ…。」
「はい。あなたにこの子をお任せします。」
「……!ありがとうございます!」
「???なになに?どういうこと?」
ここまで全く話に着いてこれていないカエデちゃんがそう聞いた。それを聞いて僕はカエデちゃんに向かって
「今日からしばらく君にモンスターや人との戦い方を僕が教えようと思うんだ。」
「……?どうして?」
「いいかい。よく聞くんだよ。君には勇者と同等レベルの素質があるんだ。」
「えっと……?」
「ちょっと分かりにくかったかな?簡単に言うとね君のステータスに書いてある職業の名は"剣巫"。勇者や賢者みたいな職業と同じ伝説といわれている職業だよ。」
えー、まずは………………
誠に申し訳ありませんでしたーー!!!
長い間投稿できずに申し訳ありません。
言い訳などするつもりもございません。
また不定期投稿になりますがそれでもここまで長く開くことは無いと思いますのでこれからもトランセンデンス・ストーリーを宜しくお願いします!
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コメント
ノベルバユーザー385074
続きがとても楽しみ
ノベルバユーザー330851
更新お願いします〜