◆◆泉の宿〜

エミリさんに勧められた宿屋の前に着いた。
名前は『泉の宿』見た目は普通の宿屋って感じだ。中に入ると泉いや小池と言った方がいい岩の間から水が流れている池があった。中を覗いてみると小さい魚が元気よく泳いでいた。
しばらく眺めた後宿泊をする為に受付所に向かった。
「あの、部屋って空いているか？」
「もちのろん空いてます！一泊銀貨二枚食事、お風呂を付けるならプラス銅貨五枚です！日数をお願いします」
と受付をしている女の子が何かを書いている手を止めて元気よく言ってきた。お風呂があるのか！?それは嬉しいな！
「それじゃぁ…食事とお風呂付きで一ヶ月くらいまずは泊まろうかな」
「一ヶ月ですね！前払いになりますけど大丈夫ですか？」
「大丈夫だ」
「金貨七枚と銀貨五枚です！」
と受付の女の子が言うので俺は丁度を懐から代金を出す。
俺は部屋の鍵を受け取り場所を聞いた後二階にある部屋に向かった。
部屋にはベットが一つと机と椅子が一つずつ置かれていて机の上には花瓶が置いてあり花が飾ってあった。
「疲れた…寝よ…」
と言って俺はベットに倒れ込むとそのまま眠りについた…

ーーー
ーー
ー夕方〜
「ｩﾝ……ふあぁ〜もう夕方か…流石に寝すぎたかな…」
と俺は伸びをしてベットから降りると窓を開けてしばらく沈む太陽と街を眺めてぼーっとした後部屋を出て一階に下りまた池の中を眺めてから食堂に向かう。
「こんばんは！部屋の番号を教えてください」
「２０３号室だ」
「２０３号室…っと、ハヤトさんですね？」
と女の子はお客のリストであろう紙を見てから名前を確認してきたので俺は“そうだ”と言って応える。
「お席は自由になっています！」
「ありがとな、えっと名前は…」
「私の名前はシースです！シーと呼んでください！」
「シー､ありがとな」
「はい！^^*」
と名前を呼ばれたのが嬉しかったのかとても嬉しそうな顔でこちらをみている。
それとさっきはシーの見た目を言えなかったから今言わせてもらう、年齢は１２歳くらいで栗色の髪は二つに分けられ三つ編みにされていて､髪の色と同じ栗色の瞳が愛らしい女の子だ。言っておくが俺はロリコンではないぞ！
まぁ…この話は置いといて､飯だ。
俺はメニューの中からミートパスタを頼んだ。へぇ〜こっちにもあるんだなぁパスタと俺は一人関心する。
味は地球のとほとんど変わらなくて粉チーズみたいなのもあると言うなんとも素晴らしい料理だった。
夕飯を食べた後は風呂に入りに行った。
数人が入れる大きさの風呂でまるで温泉だった､シャワーが無いのが難点だが気持ち良かったので良しとしよう…
そして部屋に戻ったがいいが昼間に寝過ぎたので眠たくはなかったのでゲームをすることにした。
「目標は五十階のボスモンスターまで行く…」
と俺は決めゲームを開始する。
四十一階からは森だった。
少し歩くと鹿に似たモンスター“ディーア”に出くわした。
ディーアは俺の方を見るといきなり突進を食らわしてきた。
俺はそれを避けて剣を振りかざす…しかし頑丈な角でそれを受け止められ弾かれた。
「以外に角が頑丈なんだなぁ~」
と角に関心する。
しかし！それ以外の部分を狙えば楽勝だなぁ…と角を避けて攻撃を食らわす。
ディーア倒れる…
ディーアの毛皮、角をドロップした…
歩く…
今度は猪みたいなモンスター“ボア”が出現…
突進してくる…
避ける…
斬る…ズシャ…
猪肉、牙をドロップした…
歩く…
とその後もラビットやビートル、キャタピラー（芋虫）などなど森定番のモンスターが次々に出現した。
しかも何故か毎回突進をしてくる…
アレですか、突進しないと気が済まないモンスター達なんですか…ラビットに関しては頭突きのように見えたがな
まぁそんなこんなでボス部屋の前まできた。
さて、ボスモンスターの推測をしようか…
……ん~よく出てきたボアかディーアのどちらかだと俺は推測をする､しかも超デカイのが出てきそうだ…
入るか！
ギィ…とゲーム機から扉の開く音が聞こえてボス部屋に入る。
ドスンｯ！！
と音を鳴らして砂煙をあげてボスモンスターが出現する…
どれどれ…えっ…キャタピラー？えっ…？
マジですか……推測外れた…まぁ関係ないけど…
スキル
トリガースラッシュ三連続撃ち！
ズバｯ！ズバｯ！ズババババ！！！…
とキャタピラーに攻撃を食らわしていく。
これで残り三分の一程まで減った…
これで終わりだ…
ファイアーランス！
ズドーン！
キャタピラー倒れた…
繭糸をドロップした…
「ふぅ~終わった…で､今何時だ？」
とゲーム機の時計を見ると一時を記していた。
「良し寝よう…」
とゲーム機の電源を切って俺はベットに入り眠りについた。