ゲーム持って異世界へ

ユリカ

◆◆城を出よう〜

さて…城を出ようと考えたがどうやって出よう…
一、夜中に城を抜け出す
二、クラスの奴と中が良くないから俺は抜けたいと言う
三、鍛えるために冒険者になりたいと言う
四、王様の寝込みを襲って脅して追い出すように言う
まぁ考えたのはこの四つだ。
まず一つ目、これは後から追ってか指名手配されてのんびりと過ごすことが出来なくなるから却下…
二つ目、クラスの奴らと仲はいい方でもないし悪い方でもないから却下…
三つ目、これが一番安全な方法だが、戦いになったら嫌でも戻ってこなければならないデメリット付きだ…
四つ目、これは明らかに危なすぎるな、城を出れたとしてもほんとに犯罪者として指名手配されそうだから却下だな…
そう考えると、デメリットもあるが一番安全な三つ目の方法で行くとするか…(´Д`)ハァ…めんどくせぇ…最初にステータスを平民並みにしといて追い出してもらった方が良かったぜ…なんて俺は馬鹿なんだ…
気を取り直して準備にでも取り掛かるか…って言っても荷物をアイテムボックスに入れるだけなんだがな…
明日王様に言ってさっさと出ていこうっと…


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翌朝…俺は王様と光一に城を出て冒険者をしたいと言った。
「ハヤトと言ったか…して何の用だ?」
「この度俺は城を出て冒険者をやろうと思います…」
「マジかよ!颯斗!なんで言ってくれなかったんだよ!」
光一、うるさい…折角王様と話をしてんのに邪魔するな…
「その理由を聞こうではないか」
「はい…俺は冒険者となり、この広い世界を回って色々な人と出会い戦い強くなりたいと思います…」
「ん………」
今だけ言えば良いだろう…さぁ早く返事をくれ王様さんよ…
「分かった…その願い聞き入れよう…」
よっしゃー!と俺は小さくガッツポーズをする。
「しかし条件もある…魔族との戦いになりワシが戻ってこいと言ったら直ぐに来るのだ」
やっぱりそうきたか…しかしそれも読み通り!
「はい…分かりました。」
「金貨10枚と短剣を渡そう…」
と王様は言ってメイドに持ってこさせた。俺はそれを受け取り城を出た…(※光一はずっと固まってます…)
ヤタ───ヽ(〃∀〃)ノ───♪
自由だー!俺の冒険の始まりだー!
まずは冒険者ギルドだろ!ゲームでもラノベ小説でも定番だからな!
マップで“冒険者ギルド”っと検索開始…お?意外に近かった…そんじゃぁ行くか!
こうして俺は冒険者ギルドに向かった。

コメント

  • ノベルバユーザー80864

    次からいよいよ冒険者生活始まりですね!楽しみです!

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