1話 どうやら死んだみたいです

(どういう状況だよこれ)
俺、雪風誠は目の前の光景を見てそう思った。

「ごめんなさい！私のせいであなたは死んでしまいました。」

金色の髪で顔がものすごい美人な人が土下座しながら言ってきた。

「えっ、俺死んだのかよ。それよりも顔を上げてください。貴女は誰ですか？」

俺がこういうと目の前の女性は土下座をやめてくれた

「はい。私は異世界ヨルムンガンドを管理してる女神イーリスです。」

へーやっぱ女神かー。しかも異世界っていうことはもしかして異世界転移できるのかな(わくわく)

「えっと、イーリスさんのせいで死んだって言ってたけどなにしたの？あ、敬語で話した方がいいですか？」
今更ながら女神にタメ口でいいのか気にしだす俺

「いえ、そのままで大丈夫です！死なせてしまった理由は誠様の生と死のボタンを押し間違えてしまったからです。申し訳ありません！なのでお詫びとしてチートと呼ばれる能力と一緒に私の管理してる世界で生き返らせます。ほんとはこんなことで誠様の人生を終わらせてしまった罪は消えないと思いますがどうかこれで許してください！」
(この子ええ子や)

「俺は別に構わないよ。別にあっちでやり残したこともないし。むしろ異世界行けるなんて感謝したいぐらいだよ」

やり残したことないからね。むしろ異世界よっしゃぁぁああ！！みたいな感じ

「ほんとですか！ありがとうございます！早速ですがまずはヨルムンガンドについて説明させて頂きます。ヨルムンガンドには人間、天使、悪魔、魔物
獣人、エルフ、ドワーフ、ドラゴニュートなど様々な生物がいます。そして生き物たちは皆魔力を持っていて魔法を使うことが出来ます。」

やっぱ魔法があるのか！めっちゃ使ってみてぇ

「次は大陸について説明致します。大陸は全部で5つあり人間や獣人などが暮らしているエルネスト、天使が暮らしている浮遊大陸ユグドラ、悪魔が暮らしているケイオス、エルフはドワーフ、ドラゴニュートが暮らしているアルスティ、そしてダンジョンがあるヘブン大陸。以上の5つの大陸でこの世界は成り立っています。それぞれの大陸に国はだいたい2〜3個程あります。現在は人間と獣人の国と悪魔の国が対立していて逆に天使と悪魔の国が同盟関係にあります。それ以外の国はどちらにも属してありません。魔物は全ての大陸にいてとても凶暴です。一部知能のある神獣などと呼ばれるものたちは例外ですがね。ここまででだいたいヨルムンガンドのことは分かりましたか？」
少し長かったがだいたい分かった

「うん。だいたい分かったよ」
「では次にチートな能力や外見などを選びましょう。」