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新世界と転生の賢者

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集団戦と転生の賢者

翌日北エリア上空 
薄汚れたローブを目元まで被り空中の警備をする魔法使い
このローブには隠蔽魔術が付与されているので余計な魔力を使う必要が無い
特別なログインをしている魔法使いは
チャットとやらは使えずPTにも入れない

魔法使いは他メンバーから視界を借りる事によって現状を把握する
擬似的な簡易文字をメンバーに送る

「北エリア上空異常無し」

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西エリアの監視をしている男の視界に目標の一つを視認する

「HQ!HQ!こちらパトロール!西エリアにてドラゴンと交戦開始」

西エリア交戦開始を確認した所で近くの森にとびっきり派手な爆裂魔法を放つ
爆音と共に木々がなぎ倒され一瞬の静寂が訪れる

「グアアアアアァァァァァァ!!!」

凄まじい雄たけびをあげながら龍人種が飛び出してくる

「ほれほれこっちじゃ!」

襲いかかってくるドラゴンを無視してさっさと逃げ出すとドラゴンを誘導する
逃げ回る状態ならば時間稼ぎくらいは余裕だ
グラフ上空に視覚妨害をかけドラゴンが見つからないようにする
 
「HQ!HQ!こちらパトロール!目標ロスト!残りHPは半分!」

視覚妨害の魔法内に入ってきた偽ドラゴンの首を風魔法で一刀両断する
光の粒子を撒き散らし姿を消す偽ドラゴンの粒子に紛れるように隠れる

私の姿を見失ったドラゴンは周囲を見回す
ちょうど近くにいた青髪の小童が私に見えるように幻惑魔法をかけるとドラゴンは一目散に飛び出す

「こちら東エリア!ドラゴンと交戦開始!」

青髪の小童は策の通りにドラゴンを岩場に誘導する

「いくぞおまえらー!」
「「「「おう!」」」」

岩場の影に隠れていた軍勢がドラゴンに魔法を放つ

作戦通りじゃな!
後はいかに偽ドラゴンと戦ってる風に見せるかじゃが・・・

前衛は耐久力のある冒険者が壁になっているので防御魔法をかけるだけで大丈夫そうだ
防御魔法が解けないよう調整しながら
火力の足りない後衛の放つ魔法に合わせ
魔法を放ちながら体力を削っていく

「あの赤いゲージ・・・こうして戦うとなかなか便利じゃな」

ドラゴンの頭上のゲージが減っていくのを見ながら呟く
戦闘において相手の体力が視認できるのは便利じゃな・・・作ってみるかのぅ
そんな事を考えていると上空の小童が魔力を放出し出すのを確認する
小童の魔力をブーストして落下速度を風魔法で後押しする

「む・・・?これは・・・」

元々の小童の魔力と私の魔力が共鳴
風精霊を集めていた小童に風魔法を当てたことにより更に威力が増した結果
凄まじい轟音と共にドラゴンが地面に叩きつけられ、クレーターができる

そこまでは良い

『ぐあああ!なんだこの威力は!?』
『鬼策士様・・・俺達ごと!?』
『ああああああ!』
『メディック!メディ!』

周りの冒険者が巻添えをくらい消えていく
後には半壊した冒険者軍団
前衛は5割、後衛が8割は減っただろう

「やりすぎたのぅ・・・」

もし彼らも本当の殺し合い中であれば問題あったかもしれないが
彼らはあくまでゲームをしているので問題無い・・・うむ!私は悪くない!
そんな私の葛藤を無視して青髪の小童は追い討ちをかけているが・・・

「あれは周りが見えてないのぅ・・・」

ドラゴンはすでに体制を整えて小童を睨んでいる
ドラゴンの視線に気づいた小童が慌てて回避しようとするが間に合わない

小童とドラゴンの間に結界を張ったが例によって簡単に破られる
吹き飛ばされた小童の頭上には星が3個飛んでいる
そんな小童にとどめを刺すべくドラゴンが追い討ちをかけようとして失敗する
現状意識を取り戻した小童は上手い事ドラゴンのブレスを避けているが・・・

「攻撃役はほぼ壊滅しておる・・・私が頑張るしかないのぅ・・・」

両手を広げ周りに4つの魔法陣を展開
拡散させると数十、数百の魔法陣が展開される
元来隙が大きい大魔術は使わない私だが今回は囮がいるので安心して使える

「カムマ・・・ギカレイン!」

瞬間数百個の魔法陣から様々な魔法が展開され弾幕を形成する
こちらを見ていなかったドラゴンが魔力に気づいた頃にはもう遅い

魔法の雨にうたれドラゴンは悲鳴を上げる
魔法をうち終える頃にはドラゴンが最後の雄叫びをあげて崩れ落ちる

「や・・・やったか!?」
「うおおおお!やったぞおおおお!」
「おい!鬼策士様が落ちてきてるぞ!」
「親方!空から(ry」
「あれ?報酬とかねえの?」

生き残りの歓喜の声を聞きながら溜息をつく

「疲れたのぅ・・・あとはどうやって体に戻るかのぅ」

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