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りゅう

478:闇夜














「フェアリー、フレア、やるぞ」

「はい」
「任せろ」

魔神王が闇の力を身にまとうのを見た僕は慌てて覚醒状態になり精霊神モードに入る準備をする。

「精霊神モード火・風100%」

「ウィズ、お願いね」

ハルカはそう言いながらウィズと入れ替わった。

「ほう、ウィズか…久しいな」

ハルカの身体にウィズが入ったのを見て魔神王が言う。

「お久しぶりですね。魔神王、悪いですけど私にとって大切な子に手を出そうとするなら許しませんからね」

「その大切な子っていうのは今代の『傲慢』か?」

「ええ、この子です」

「そうか、ならすまんなそいつは我に刃向かった罪で死刑だ。死んだ方がましと思える拷問をして壊した後に我直々に殺してやる。無論、汝らもな…」

魔神王が僕とウィズを指差しながら言う。

「そう簡単にはやられませんので…」

ウィズはそう言いながら魔法で光の球体を作り出す。僕はバンクカードからエリュシオンを取り出して構える。

「闇夜の世界」

魔神王が魔法を放った瞬間、僕達の周囲に夜が訪れた。

「これは…」

「安心しろ、ただ夜を呼ぶだけの魔法だ。私たちに害はない」

「なんで夜を?」

「闇の魔法は夜の方が威力が高くなるんだ」

「そう言うことだ。闇影」

魔神王が魔法を使うと闇でできた魔神王の分身が魔神王の前に現れた。

「汝ら如き我が相手するまでもない、分身で十分だ…」

「あまり僕達をナメるな…」

僕はエリュシオンで魔神王の分身をぶった斬り魔神王に斬りかかる。














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