Re:legend

りゅう

444:水と砂












「久しぶりだね〜サラちゃんと共闘するのは」

「そうだね。数百年ぶりだね。たしか前共闘したのはアクアちゃんがイカズチさんにぼろ負けした時に助けてあげた時だったっけ…」

サラちゃんが昔を思い出すようにアクアに言う。

「嫌なことを思い出させないでよ〜イカズチのことは今すぐにでも忘れ去りたいんだからさ〜」

「まあ、昔の話は置いといて昔みたいに足を引っ張らないでよ」

サラちゃんは覚醒状態になりながらアクアに言う。

「わかってるよ〜だけどあの時は私とあいつの相性が最悪だったから仕方ないじゃん〜」

「そう、じゃあ今回は期待しているわ…」

「ええ、任せておいて〜」

アクアはそう言いながら魔力を極限まで高めて迫る魔族に魔法を放つ。

「水の裁き」

アクアの周りに大量の水の粒が発生、すごい勢いで次々と迫る敵を射抜く。

「砂壁」

魔族が放った魔法はサラちゃんが作り出した魔法の砂壁で阻まれる。

「守りは私がしてあげる。アクアちゃんは攻撃に専念してちょうだい」

「わかった。ありがとうサラちゃん」

サラちゃんはアクアに迫る敵を砂を上手く使いくい止める。そしてアクアはその敵に魔法をぶつける。守りに適したサラちゃんが徹底的に守りをして敵をアクアが倒す。2人のチームワークは最高と言えるレベルだった。

「サラちゃん、一気にやるけどちゃんと付いてきてよ。さあ、雑魚ども、水の魔女アクア様の剣裁き、その身に刻み込め」

アクアは水を剣の形に変えて両手に装備する。そしてそのまま敵に突っ込んで行く。アクアの剣裁きはお世辞にもすごいと言えるレベルではなかった。アクアの剣裁きは一切防御をせずただがむしゃらに剣を振り回すだけだった。だがアクアに向けられた攻撃は全てサラちゃんが砂で防いでいたためアクアに攻撃が当たることは一切なかった。

数分後にはその場に動けるものはアクアとサラちゃん以外いなかった。














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