Re:legend

りゅう

429:デート











「リュウさん、どうです?似合いますか?」

「うん。すごく似合ってるよ。すごいかわいい」

アミちゃんが服屋に行きたいと言ったのでやって来たわけだがアミちゃんはさっきからすごい勢いで自分が気に入った服を片っ端から試着している。

アミちゃんは普段から服選びのセンスがいいのでどれもとてもよく似合っていた。

「リュウさんはどれが一番いいと思いました?」

「どれもいいと思うよ。強いて言うなら2個前に着ていたやつかな」

「これですか?私もこれ、かなり気に入ってたんですよ」

「じゃあ、それ買ってあげる。あと、そこにあるやつもね」

僕はアミちゃんが試着した山積みの服を指差して言う。どれもかわいかったからね…

「アミちゃん、そろそろお昼だしどこかに食べに行こうか?」

「はい」

アミちゃんと相談した結果お昼はスパゲッティを食べに行くことにした。僕はミートパスタ、アミちゃんは明太子パスタを食べ、食後のデザートとしてアイスクリームをたべた。

「リュウさん、よかったら一口どうぞ」

アミちゃんがチョコレート味のソフトクリームの先端を僕に向けて言う。

「ありがとう、いただくよ」

僕はそう言いながらアミちゃんのソフトクリームを少しもらい代わりに僕のソフトクリームをアミちゃんに分けてあげた。

「なんか私だけリュウさんを独占しちゃってみんなに申し訳ないですね」

「まあ、今日はみんな留守だったから仕方ないよ。また今度みんなで出かけよう」

「そうですね」

「さて、じゃあそろそろ行こうか、午後に行きたい場所はある?」

「あっ、はい。あります!ついて来てください」

アミちゃんは僕に目的地を告げずに歩き始めた。















コメント

コメントを書く

「ファンタジー」の人気作品

書籍化作品