Re:legend
398:賭け
「闇の力…厄介だな……」
僕はエリュシオンを構え直して氷の魔女フロストに迫る。
「悪いけど闇の力を使わせてしまった君の負けだ…」
氷の魔女フロストは闇の魔力を固め刀のような形にする。
「それが魔力で出来てるならエリュシオンでぶった斬れるんだよ」
僕はエリュシオンを振りかぶりテレポートで氷の魔女フロストの頭上に移動する。氷の魔女フロストはエリュシオンを氷と氷で挟み真剣白刃取りのような形で止めた。
「残念だったな…」
氷の魔女フロストの闇の刀が僕に突き刺さる。
「リュウさん!」
僕はテレポートでフェアリーの横に移動する。
「回復の鎖」
僕は『憤怒』の魔法を使い傷を癒していく。
「フェアリー、フレア、100%でやるぞ」
「リュウさん…それは…」
「お前の体が保たねえぞ…」
フェアリーとフレアは心配そうな表情で僕を止める。
「大丈夫、すぐに決めるから」
「わかりました。3分だけ100%を解放します。その代わり3分経ったら絶対に止めますからね」
「わかった。頼む…精霊神モード風、暇100%」
「賭けだが仕方ねえな…」
フレアはそう言いながらも僕に力を送ってくれる。フレアに続きフェアリーも僕に力を送る。
「くっ……」
「リュウさん…」
「やっぱり無茶だ」
フェアリーとフレアが力を送るのを止めようとする。
「大丈夫だ。続けてくれ…頼む……」
「………わかりました」
フェアリーとフレアは僕に精霊神としての全ての力を僕に渡す。
「ありがとう。必ずあいつを倒す」
フェアリーとフレアから力を受け取った僕は再び氷の魔女フロストに迫る。
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