Re:legend

りゅう

391:覚醒と加護










「へえ、出来るわけないけど頑張って…」

氷の魔女フロストがハルカに向けて言う。ハルカは氷の魔女フロストの言葉に反応をせずに氷の魔女フロストに迫る。

「やってみせます。リュウさんのために必ず…火の加護、風の加護、氷の加護」

ハルカが自身の使える属性の加護を使った。加護は覚醒状態になった者だけが使える魔法、属性によって得られるものが違う。

ハルカが使った加護、火の加護は自身のパワーを上げ、風の加護は自身のスピードを上げ、氷の加護はちょっとした氷の障壁を自身の周囲に貼ることができるようになる。

「3つも加護を使って体が保つのかな?」

氷の魔女フロストがハルカ目掛けて氷の矢を大量に発射しながら言う。氷の魔女フロストが言う通り加護を使うにはかなりの体力がいる。ハルカの体力から考えるとおそらく保って数分だろう。

「速攻で決めるから大丈夫です」

ハルカは氷の魔女フロストにそう言いながら小さい火の玉を大量に作り出し氷の魔女フロストの氷の矢を消滅させる。

「火龍の咆哮」

ハルカが火の魔法を発動させる。氷の魔女フロストがハルカの攻撃を避けようとするが氷の加護の効果でハルカが作った氷の障壁に邪魔をされる。

「くらえ…私の全力」

火龍の姿をした火を纏ったハルカの拳が氷の魔女フロストに直撃した。ハルカが纏った火龍の火が咆哮をした瞬間、氷の魔女フロストは吹っ飛ばされた。

「やった?」

エリカさん、エリカさん、フラグ立て禁止ですよ。

エリカが立てたフラグをしっかりと回収し氷の魔女フロストは起き上がった。

「ふう…闇の力を使わなかったら危なかったな…『傲慢』の主よ、比例をわびよう。なめてかかってしまい悪かった。これからは全力で相手をしよう」

闇の力を使った氷の魔女フロストがハルカにそう言う。先程までとは比べ物にならない魔力を発する氷の魔女フロストを前にハルカは勇ましく向かって行く。














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