Re:legend

りゅう

378:討伐完了











ヒュドラが僕目掛けて毒の息を放つ。

「精霊神の爆風」

僕は風の精霊魔法でヒュドラの毒の息を空中に吹き飛ばす。

「リュウさん、私とフレアが支援魔法を使うのでリュウさんは一気に決めちゃってください」

「わかった。けど大丈夫なの?」

「風の精霊魔法以外ならこの状態でも使えますよ。私がリュウさんに渡せるのは風の力だけですから」

「そうか、じゃあ頼む」

「加速の舞」
「加速の舞」

フェアリーとフレアが同時に僕に支援魔法を使ってくれる。

ヒュドラが100本の首で僕を囲み僕の逃げ場を無くした状態で毒の息を放つが僕はそれを全て『傲慢』の魔法で反射した。

ヒュドラは自らの毒の息を食らっても何もないようだが毒の息を反射されたことにより毒の息を吐くのをやめた。意外と賢いのかなこいつ……

僕は『憤怒』の加速の鎖と『暴食』の魔法を使いこれでもか、というくらいスピードを上げる。

「これで終わりだ」

僕はエリュシオンを構え直してヒュドラの首元に移動する。

「神器の一閃」

僕はヒュドラの首を一瞬で切り落とした。

ヒュドラの首が次々と落ちていきヒュドラは完全に動かなくなった。

「リュウさん、お見事です」
「まあまあやるな…」

フェアリーとフレアが僕の元にやって来てそう言う。
僕はヒュドラの死体をバンクカードにしまいギルド本部に戻った。

「まさかこんなにはやく討伐していただけるとは……」

ギルドの人が僕がバンクカードから取り出したヒュドラの死体を見て驚く。

「これがヒュドラ討伐達成の報酬です」

ギルドの人が僕にかなり大きい袋の山を渡す。

「あの…これってどれくらいありますか……」

「えーと、5000万ドランですね」

5000万ドラン…つまり100億円か…すごいな……僕は積み上げられた袋の山を見て驚きながら言う。帰ったらみんなを連れて買い物にでも行こうかな……

僕は積み上げられた袋の山をバンクカードにしまい家に戻る。














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