Re:legend
363:攻略開始
翌日、僕は起きてすぐに『時空』の魔法を発動させて火の魔女フレイムが支配する大陸に向かった。
「リュウさん、本当にみなさんを置いてきてよかったんですか?」
『リュウ様、やはり皆様にも話すべきだったのでは…』
フェアリーとグランブルーが僕に言う。たしかにみんなに言ってから来た方が良かったかもしれない…でも、みんなに心配かけたくないしみんなを巻き込みたくない。だからハルカにみんなを任せた。僕が一番信頼しているハルカに…
「みんなには後でちゃんと話すよ…さあ、行こう…」
僕が歩き出すとフェアリーたち僕の契約精霊と僕の魔法で小さくなっているスカーレッドたちパートナー魔獣が僕の後ろをついてくる。
「なんだ…これ……」
僕が高台の上について下を見下ろすとそこでは氷のウィッチプロフェッサーたちが弱った住民や火のウィッチプロフェッサーを惨殺していた。
「スカーレッド、グランブルー、エメラルド元の大きさに戻れ!やるぞ!」
『『『了解』』』
スカーレッド、グランブルー、エメラルドが元の大きさに戻り飛び出していく。
「危ないからエルはカバンの中に入ってて…」
「もう入ってます!」
僕のカバンからひょこっと顔を出したエルが言う。
「おっおう…はやいな……」
僕はそう言いながら高台から飛び降りる。僕が着地すると氷のウィッチプロフェッサーたちが僕を出迎えてくれた。
「なんだ、貴様は?まあいい、死ね…」
氷のウィッチプロフェッサーがそう言いながら氷の古代魔法を放つ。僕はそれを火の古代魔法で完全に溶かす。
「おい、火の魔女フレイムはどこにいる?」
僕は倒れている敵を掴み尋ねる。
「ああ、あの塔の最上階にいる…」
氷のウィッチプロフェッサーが僕にびひりながら火の魔女フレイムの居場所を教えてくれた。
「みんな、僕はあの塔を登る。フェアリーは僕と一緒に来てくれ。グランブルーは塔の入り口の前の防衛を頼む。スカーレッド、エメラルドは引き続き敵の殲滅を頼む」
僕はそう言いながらフェアリーとともに塔の中に入る。
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