Re:legend

りゅう

340:乱入








「じゃあ…次で決着をつけよう…」

砂の魔女サラが僕にそう提案する。

「わかった。フェアリー…75%まで上げてくれ」
「わかりました」

フェアリーが僕に更なる力を送ってくれる。僕はフェアリーがくれた力を全て神器に集中させる。

「すごい力だね…僕も本気を出させてもらうよ」

砂の魔女はそう呟きながら自身の体に砂を纏う。砂が砂の魔女サラの体を中心に巨大な人の形になる。

「くらえ、僕の最強の技を…サンドアーム」

砂の魔女サラが巨大な拳を僕目掛けて振り下ろす。

「神器の一閃」

僕と砂の魔女サラの最高の攻撃が交わりそうになった時…

「2人とも、もうやめてください」

アミちゃんが僕と砂の魔女サラの間に立つ。

「アミちゃん、危ない」
「アミちゃん、どいてくれ」

僕と砂の魔女サラはアミちゃんに移動するように言うがアミちゃんは動こうとしない。

「どきません!我が望むは防御の鎖…『憤怒』よ、2人を止めて…」

アミちゃんがそう唱えるとアミちゃんの側から2本の鎖が放たれる。1本は僕の方へ、もう1本は砂の魔女サラの方へ飛んでいく。

僕と砂の魔女サラの目の前に鎖が突き刺さり僕と砂の魔女サラの攻撃を止めようとするがアミちゃんの鎖はあっさりと破壊される。

「覚醒…砂の防壁」

覚醒状態になったアミちゃんが魔法を放ち、僕と砂の魔女サラの攻撃を止める。

「2人とも、とりあえず話し合いましょう。お願いです」

アミちゃんが僕達に頼み込む。

「まあ、アミちゃんがそう言うなら僕は構わないよ」

砂の魔女サラはアミちゃんに優しく言う。

「わかった。アミちゃんの頼みなら聞こう」

こうしてアミちゃんと僕は話し合いのため砂の魔女サラの城に行くことになった。











「Re:legend」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く