Re:legend
332:特訓開始
僕はまず、フランの元に向かった。
「フラン……」
僕はフランに声かけるがフランは返事をしない。
「ごめん…僕が弱いせいでこんな目に合わせちゃって…必ず強くなって砂の魔女サラからアミちゃんを取り返すからしばらくゆっくり休んでて…」
僕はフランの横で呟きフランの部屋を後にする。その後僕はニコルちゃんの部屋に向かった。ニコルちゃんの兄であるラハドさんがニコルちゃんの部屋にいたが僕が部屋に入ると部屋から出て行ってくれた。
僕はニコルちゃんにもフランに言ったことと同じことを言い部屋から出て行く。
「2人と話せましたか?」
僕がリビングに入ったのを見て椅子に腰掛けてお茶を飲んでいたソフィラさんが僕に尋ねる。
「はい…」
「そうですか、じゃあそろそろ始めましょうか…ハルカさんとエリカさんも頑張ってますよ」
ソフィラさんが僕にそう言い立ち上がる。僕はソフィラさんに古代魔法の稽古を頼んでいた。既にハルカとエリカも古代魔法の特訓をしているみたいだ。
「じゃあ、庭の訓練所で待ってますね」
「はい。すぐに行きます」
僕がそう言うとソフィラさんがその場から消えた。僕もテレポートを発動させその場から消える。
「あっ、リュウさん、ソフィラさん」
古代魔法の特訓をしていたハルカが僕達に気づく。ハルカもエリカも凄い疲れているみたいだった。
「さて、とりあえずハルカさんとエリカさんは実戦で古代魔法の使い方をしっかり覚えなさい。リュウさんは私と本気で戦ってもらいます。リュウさんには精霊神モードに耐え切れる体をつくってもらいますよ」
「「「はい」」」
こうしてソフィラさんの地獄の特訓が始まった。
ちょうどその頃…
『嫉妬』の力を手に入れるために旅に出ていた白とヒナちゃんは目的の場所に到着していた。
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