Re:legend
317:目覚め
「あっ、リュウさん目が覚めましたか?」
僕が目を覚ますと僕は普段見慣れた天井の下にいた。
「もしかしてまた寝込んでた?」
僕のベッドの横に椅子を置き、編み物をしていたアミちゃんに僕が尋ねる。
「はい。2日ほど眠ってましたよ」
「そうか…」
まあ、前回より1日短くなっただけよしとするか…
「リュウさん…」
ベッドから起き上がった僕にアミちゃんが近づいてくる。
「リュウさん、本当に良かったです。リュウさんが無事に戻ってきてくれてすごい嬉しいです」
アミちゃんはそう言いながら僕に抱きついてくれた。僕はそれを優しく受け止めた。
「な〜にしてるのかな〜?」
突如現れた声に驚き部屋の入り口を見るとそこにはエリカがいた。エリカの後ろにはハルカ、フラン、ニコルちゃんもいる。
「あっ、みんな…おはよう」
「うん。おはよう。で、何してるのかな?」
エリカがそう言いながら近づいてくる。ちょっ、なんか怖いんですけど…
その後、アミちゃんだけずるいとハルカ、エリカ、フラン、ニコルちゃんともハグをさせられた。
「ところで現状はどうなってる?」
全員とハグをしてしばらくした後僕はみんなに尋ねた。
「あっ、私から説明しますね。まず結果から言うと風の魔女ウィルモアからあの大陸の奪還が完了しました。現在あの大陸にはもともと住んでいた住民が戻り復興作業をしていますね。ディーンさんとガランさんの隊があの大陸の警備に当たっています。あと、あの日以来風の魔女ウィルモアの姿を見た者はいません。リュウさんに敗れ死んだと言う人もいますが…」
「それはらないだろうな…」
僕がハルカにはっきりと言う。あの程度で風の魔女ウィルモアを倒せるわけがないと思っていたからだ。
「まあ、今日はこういう話は置いておいて今回の戦いの祝勝会をしましょう」
ニコルちゃんが僕に提案する。その後うちでは軽めの祝勝会が行われた。
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