Re:legend

りゅう

249:直接の依頼








「ギルドから?」

「はい…使いの方が…玄関に…いらしてますが…いかが…いたしますか?」

家の増築を終えた翌日、ゆっくりと昼くらいまで寝ていた僕をソラミちゃんが起こしに来た。どうやらギルドから使いの人が来たようだ。

「とりあえずリビングで待っててもらって」

「わかりました…」

ソラミちゃんがそういい、部屋を出て行く。ソラミちゃんが部屋から出て行った後、僕は急いで着替えて顔を洗いに洗面所に向かう。

そして僕がリビングに入るとギルドから派遣された人が立ち上がり僕に軽く礼をする。僕も軽く礼をしてソファーに座る。

「さて、いきなりですが要件を聞かせていただいてもよろしいでしょうか?」

ソラミちゃんがお茶を机の上に置いてリビングを出て行った後、僕がギルドから派遣された人に言う。

「はい。今回、私が来訪させていただいたのはリュウ様にギルド本部から直接の依頼が出されましたのでそれを知らせにやってまいりました」

「依頼ですか?内容を聞かせていただいてもいいですか?」

「はい。最近冒険家達の狩場を占拠している土のウィッチプロフェッサー達の撃退もしくは捕獲です」

「土のウィッチプロフェッサーですか…」

僕は内心まためんどくさそうなのがでてきたなと思ったが、今のうちに土のウィッチプロフェッサーを壊滅させたら土の魔女は復活できないのでは?と思い依頼を受けることにした。

その後僕は土のウィッチプロフェッサーについて詳しく聞き、ギルドから派遣された人をドリフトでギルド本部まで送り届けた。

「さて、じゃあさっそく土のウィッチプロフェッサーとやらを退治に行きますか」

退治と言ってもとりあえず全員捕獲してピュレットの牢屋にぶち込んでやろうと思いながら僕は土のウィッチプロフェッサー討伐の準備をする。
今回は僕1人で向かおうと思っていたがちょうどリビングで暇そうにしていたフランとアミちゃんも一緒に行くことになった。

アミちゃんは僕の婚約者という立場になってからメイドの仕事は引退させた。本人はまだメイドの仕事がしたいと言うのでたまに手伝ってはいるみたいだがソラミちゃんが仮にも僕の将来の妻であるアミちゃんがこのようなことをしては僕の品位にも関わってくると言いアミちゃんにはなるべく手伝ってもらわないようにしているように見えた。

「あれ、みなさんどこか行くのですか?」

僕とフラン、アミちゃんがリビングから出ようとしたらユリちゃんが後ろから話しかけて来た。

「うん。ちょっとギルドからの依頼を受けようとね…」

「なら私も行きますちょうど仕事終わったので」

「わかったじゃあ一緒に行こうか」

ユリちゃんがはい。と返事をし、着替えてくるから少し待っててくださいと言いリビングから出て言った。

僕はユリちゃんが着替えている間、『時空』の魔法で先に土のウィッチプロフェッサーがいるという場所の様子を見に行く。

ある程度その場の様子が確認できたので僕は家に戻る。
僕が家に戻るとすでに着替え終わったユリちゃんとそのパートナー魔獣のイナズマそしてアミちゃん、フランちゃんが待っていたのでみんなにドリフトを使い土のウィッチプロフェッサー討伐に向かう。








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