Re:legend

りゅう

174:『怠惰』と『剣鬼』





作戦開始より六時間経過



シャルロットとピュレット騎士団本隊はロードニアに突入していた。

「みなさん、散開してください。」

シャルロットの指示を聞き、騎士団団員が散開していく。
とりあえず騎士団団員はロードニアの人達を救助するために動き出す。

シャルロット、シーラさん、ガランさんを中心にした精鋭部隊で次々と魔族を倒していく。

シャルロットが『怠惰』の魔法で300本の剣を作り出し、自身の周りに浮かべる。

シャルロットの剣が次々と魔族を仕留めていく。

次の瞬間

シャルロットの剣が次々と弾かれる。

「お前さん、『怠惰』であってるか?」

「えぇ、そうよ。あなたは?」

「俺は『剣鬼』のアルバス、魔族軍ロードニア部隊隊長だ。剣使いの『怠惰』とは是非戦ってみたかったよ」

アルバスはシャルロットの剣を全て弾きながら言う。

「かなりやるみたいね」

シャルロットは新たに100本の大剣を作り出す。

アルバスが剣を構えなおしシャルロットと対峙する。



その頃

ロードニア北部ではガランさんが魔族に包囲されていた。

「今、降参するなら楽に殺してやるぞ」

魔族がガランさんを煽る。

「俺を殺す?無理だな…」

ガランさんがそう言いながら自身の力を解放していく。

「獣化」

ガランさんの力が全て解放される。
獣人の切り札である獣化を発動させたガランさんは次々と魔族を殺していく。

「ちょっとガランさん、それ使うの早すぎです」

後からやってきたシーラさんがガランさんを叱る。

「あと何分戦える?」

「うーん、あと10分くらいかな」

「わかりました。獣化が切れそうになったらすぐに騎士団団員と合流してください」

「了解」

ガランさんの返事を聞き、シーラさんが別の戦場にむかう。
この場は獣化したガランさんならすぐに片付くと判断したからだろう。




シーラさんがガランさんの元から離れた頃…

シャルロットとアルバスの戦いがさらに激化していた。






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