Re:legend

りゅう

171:『風神』





作戦開始より1時間経過…

白は1人で走り続けていた。
かなりの速度で走るな…
ぶっちゃけラビ村って今回奪還する場所で一番遠い場所にあるんだけど…
このペースだとあと数分後にはラビ村に到着するだろう。

「かなり遠いな〜ターゲットがかなり強いやつだと面白いんだけどな」

白がそんな独り言を呟きながら走り続ける。
この人ヒューマニアを出発してから1秒たりとも休んでないんだけど…

「あそこがラビ村か」

ラビ村の目の前に到着した、白が村を見ながら言う。
ちなみにこの村に魔族以外の人間はいないらしい。

「さてと、とりあえずこの村の代表さんに合わせてもらえるかな?」

白が近くに潜んでいる魔族に言う。

「ほう、よく我が潜伏を見破ったな…なかなかやるみたいだな」

姿を現した魔族が言う。
その他にも数人の魔族が現れて白を囲む。

「つまり、代表を出す気はないってことでいいのかな?」

「お前ごときあの御二方がでるまでもないんだよ…」

白の問いに魔族が笑いながら答える。

「そっか、じゃあ自分で探すからいいや」

次の瞬間白を囲んでいた魔族達が真っ二つになってしまった。

「さて、とりあえず村に乗り込むか」

白はラビ村に突入する。

「侵入者だ〜」

白がラビ村に入った瞬間警報がなる。
次の瞬間、白はたくさんの魔族に囲まれてしまうが、白は一瞬で魔族達を真っ二つにする。

白によりラビ村は一瞬で血の海となっていた。
次々と迫る魔族を白は次々と真っ二つにした。

「さて、察するにお前が魔族達のリーダーでいいのかな?」

「正確には我らが…だがな」

1人の魔族が答えると後ろからもう1人の魔族が現れる。

「「我らは『雷神』『風神』コンビだ」」

2人はそういいながら魔導書を開き始める。

「さあてと、今回のターゲットは手強いやつだといいんだけどな〜」

白がそういいながら構える。
構えると言っても白は素手なんだけどな…

「さあ、かかってこい」

白が2人を煽ると2人は挑発に乗り突っ込んでいく。

「『風神』」

片方が魔法を発動させた瞬間…白は身の危険を感じ一歩下がるがかすり傷を負った。

「見えない攻撃か?」

「ほう、今ので見抜くか…その通りだ。我が『風神』の魔法は見えない刃を飛ばすことができる」

「なかなか手強そうだな…少し嬉しいよ」

白は笑いながら言う。







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