Re:legend

りゅう

170:精霊使い





作戦開始から5時間経過…

ハルカ、エルフラウ騎士団はマオラに向けて馬車で進んでいた。

「ハルカ様、ファルファ様間も無くマオラに到着すると思います」

ハルカとファルファさんにエルフラウ騎士団の団長が報告にくる。たしか名前はファルピッテさんだったかな…2人の精霊と契約しているらしい。エルフラウでファルファさんの次に強い精霊使いらしい。

「では、マオラ突入後について確認しておきましょうか」

「そうですね。」

ファルファさんの言葉にハルカが賛成しマオラでの計画を練る。

「まず、エルフラウ騎士団を3当分しました。1つは魔族との戦闘部隊、1つは魔族に囚われている人達を救助する部隊、1つは救助した人達を護衛する部隊です。ハルカさんにはファルピッテと魔族との戦闘をお願いします。私は魔族から救助した人達の護衛に回ります。」

「「了解です」」

ハルカとファルピッテさんが同時に返事をする。
ファルファさんが護衛に回ってくれるなら安心できる。




数十分後…ハルカ達はマオラに突入した。

「護衛部隊はそこの広場を制圧し、拠点とします。救助部隊は救助した人をここまで連れてきてください」

突入と同時にファルファさんが全員に指示を出す。

「ファルピッテさん、私達も行きましょう」

「はい」

ハルカ、ファルピッテさんが率いる戦闘部隊が魔族目掛けて攻撃を仕掛けていく。
ファルファさん達も広場を制圧するために広場にいる魔族との戦闘に入る。

魔族達がハルカとファルピッテさん目掛けて魔法を放つ。

「ファルピッテさん、私につかまってください」

ファルピッテさんがハルカの指示に従いハルカの背中にもたれかかる。

直後ハルカが『傲慢』の魔法を発動させ、飛んできた魔法を全て反射する。

反射された魔法が次々と魔族を仕留めていく。
魔法が反射されたのを見て魔族が魔法を放つのをやめ、ハルカとファルピッテさん目掛けて突撃してくる。

「ファルピッテさんは左側の魔族を任せます。私は右側を仕留めますから」

「了解しました。フウ、ライお願い」

ファルピッテさんが2人の精霊を呼び出す。
黄色い精霊と緑色の精霊どちらも小さめの可愛らしい精霊だった。

「2人とも行きますよ…合技サンダーハリケーン」

ファルピッテさんとフウ、ライの魔法により雷を纏った竜巻が発生した。
竜巻が次々と魔族を巻き込みながら進んでいく。

「すごい…」

ファルピッテさんの魔法を見ていたハルカがつい見惚れてしまっていた。

「私も頑張らないと」

そういいながらハルカはパートナー魔獣のククルカンを呼び、ククルカンに乗り上空から魔力で強化した弓を連射し、次々と魔族を仕留めていく。




マオラの戦いは同盟軍優勢で動いていた…



数分後に戦局が大きく変動することになる。












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