Re:legend

りゅう

163:第2回騎士団会議






ヒナちゃん達が旅立って2週間程経った。

その間僕はピュレット騎士団の増員をしたり、ギルドの依頼をこなしたり、同盟国の会議に参加したりと様々なことをした。

「じゃあ、ソラミちゃん、ユリちゃん行こうか」

僕はソラミちゃんと庭でイナズマを連れて行く準備をしていたユリちゃんに話しかける。

「「はい」」

2人は勢いよく返事をして僕の方にやってくる。

数分後にロンさん、ピュレット騎士団団長のシーラさんが迎えに来た。
僕達は王城の会議室に移動した。

僕達が会議室に入ると座っていた人達が一斉に立ち上がり一礼する。
僕が腰掛けるように言うと再び椅子に座る。

今日の会議に参加するのは僕、ロンさん、シーラさん、ガランさん、マックさん、ミレイユさんの6人に僕の護衛としてユリちゃん、ソラミちゃん、イナズマがいる。

「それでは騎士団の新たな小隊長を選びましょうか」

ロンさんの言葉で会議が始まった。

「えーと、とりあえず騎士団の小隊を新しく2つ作るってことでいいかな?」

「はい、それで大丈夫です」

僕の意見にシーラさんが賛成する。
今回新しく騎士団に入団したのは150名だ。
そのうち50名は国の警備などの仕事についてもらい残りの100名で2つの小隊を作ることになった。

「とりあえずみんなの推薦したい人のデータを見せてもらえるかな?」

僕がそういうとみんなが用意した推薦者のデータを僕に渡してくれた。
僕は一通り目を通し、とりあえず全員と面接することにした。

面接をして候補者を4人に絞った。

「とりあえずこの4名の中から小隊長を2名選び残りの2名は小隊長の補佐についてもらうということでどうでしょう?」

「まあ、それでいいんじゃないかな」

シーラさんの意見に僕が賛成する。
どうやらシーラさんの意見に反対!という人はいないみたいなのでシーラさんの意見を採用する。

「俺としてはこいつを小隊長にしたいな」

ガランさんが1名のデータを指差しながらいう。
4人の中で一番戦闘能力が高かった人か…名は確かソルドと言ったかな。かなりの剣術使いの男性だったのを覚えている。

「この人は小隊長の補佐に回って欲しいかと、また小隊を増やす機会があれば、小隊長になってもらいたいですが」

シーラさんが1名のデータを指差しながら言う。
ミモザさんか…確か弓に魔法を付与して戦っていた女性だったな弓の腕前はかなりのものだった。戦術を立てるのが上手いみたいなので若干暴れん坊なソルドさんの補佐についてもらうか…

僕がそう提案すると反対意見はなかったのでとりあえず2名の立場は確定した。

「この人は補佐向けだと思うのですが」

ミレイユさんがデータを指差しながら言う。

エシリアさんか…たしか支援魔法の使い手の女性だったな確かにサポート向けだから小隊長補佐に回ってもらうことになった。

「となると小隊長はこのエルザさんにきまりかな」

エルザさん…確か2本の短剣を使っていた女性だったなかなり素早い動きだった。まかデータを見る限り問題なさそうなので小隊長を任せることにした。

「じゃあこれで決定でいいですかな?」

ロンさんの問いにみんなが頷き第2回騎士団会議は終わった。



翌日


騎士団団員の入団式を行い新たに150名の団員が加わった。
入団式で小隊長、小隊長補佐の発表も行なった。

入団式の後訓練がてら魔獣討伐をそれぞれの小隊にしてもらったがなかやかうまく連携できていた。これなら問題ないだろう。

騎士団の訓練が終わり僕は家に帰ることにした。






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