154:同盟会議

バスケットボールをみんなに教えてから数日後

何故か王城の騎士団訓練所にもバスケットコートが作られていた。
既にみんなバスケットボールにはまっていた。
何故か街の住人も混ざって遊んでいた。
まあ勤務時間外に遊ぶならいいんですけどね…

バスケットコートができたんだからついでに卓球場も作ろうかな。

「リュウ様、お待ちしてました」

僕が王城に入るとロンさんが出迎えてくれた。

「ロンさん、準備はできてる？」

「はい。既にシーラ、ガラン、騎士団数名も準備できております」

「じゃあ、行こうか。」

今回僕達はヒューマニアにて開催される同盟国 会議に参加する。
会議に参加するのは僕とロンさんだけだが、一応護衛としてシーラさんとガランさん、騎士団数名を連れていく。
あと同盟国であるタイタニアの希望で『大罪の書』を持つみんなも一緒にいくことになった。
ついでにソラミちゃんとヒースクリフ、エルもついてくることになった。

僕は全員にドリフトを使いヒューマニア王城の前に移動する。

「うわっ、リュウ様じゃないですか…ビックリさせないでくださいよ…」

僕は目の前にいるディーンさんをキョトンと見つめていた。
どうやらディーンさんの目の前に移動したらしい。

「あっ、ごめんなさい。」

「せめて今度からはもう少し遠くに移動してくださいよ〜」

ディーンさんが冗談のように言うが本心だろうな。
この際ヒューマニア王都に家を建てるか…
土地なら前住んでた場所があるから家を建てるだけだし…

会議は明日なので今日は家を建てる手続きをすることにした。

家を建てるのはロンさんがヒューマニア王都に大工の知り合いがいるというのでその人に任せることにした。

その日は王都の宿にみんなで泊まり翌日再び王城に向かった。


「とりあえずみんなは部屋の外で待ってて、とりあえず僕とロンさん、シーラさんで行くから」

みんなが頷くのを確認し、僕達3人は部屋に入る。

「待っていたぞピュレット国王殿」

そういい巨人の男が立ち上がる。
おそらくタイタニアの国王だろう。
横に座っているエルフの女性がエルフラウの王女でその横に座っている女性がドラグーンの王女だろう。

とりあえず一通りの自己紹介をする。

タイタニア国王の名はドローグ
エルフラウ王女の名はファルファ
ドラグーン王女の名はソニア

自己紹介を終えた後少し今後について話し合った。
話し合いが終わると4人の国王が『大罪の書』の所有者と戦いたいと言いだした…


何故かわからないがみんなを連れてヒューマニア騎士団訓練所に移動して模擬戦をすることになった。