Re:legend

りゅう

141:捜索

「とりあえず3チームに別れよう僕とエリカ、アミちゃん、もふもふ、エリス、ユリちゃん、イナズマで1チームハルカ、フェアリー、ソラミちゃん、フラン、シャルロットで1チームスカーレッドとシーラさん、ガランさん、騎士団のみんなは神殿入り口の見張りを何かあったらスカーレッドは大声で僕達を呼べ、ハルカ達はフェアリーを通して連絡してくれ」

僕の指示通り3チームに分かれて行動することにした。

僕達は神殿内に入って調べることにした。もうすでにハルカ達と別れた後だった。

「アミちゃん、何か思い出したことはない?」

「わからないけど…ここには来たことあるような気がする。」

アミちゃんが僕の言葉にそう答える。
やはりここにはアミちゃんの記憶を取り戻す手がかりがありそうだ。

僕達はしばらく歩き続けた。
するとまた石碑を見つけた。

「うっ…」

「どうしたの?アミちゃん」

石碑を見て頭を抱えこむアミちゃんを見てユリちゃんが言う。

「何…これ…何なの?…わからない…」

アミちゃんはすごく混乱しているようだった。しばらくするとだいぶ落ち着いたみたいだった。

「何か思い出したか?」

僕がアミちゃんに尋ねる。

「わからないけど…何か見えた…たぶんこの先」

「この先?」

この先ってこの石碑の後ろは行き止まりだぞ…

ガチャ

僕がそう思っていたらアミちゃんが石碑に触れていた。
アミちゃんが石碑に触れ、何か呟くと石碑の奥の行き止まりに穴が空き先に進めるようになった。

「隠し通路よね?先に行ってみましょう」

エリカがそういいながら先に進もうとした。

「きゃっ」

エリカが見えない壁の様な物に当たり弾き飛ばされる。

「大丈夫か?エリカ」

「これくらい大丈夫よ」

エリカがそういい立ち上がる。

「みなさんはここで待っててください。あともふもふをよろしくお願いします」

アミちゃんが僕達にそういいもふもふをエリスに預けて先に進む。

アミちゃんが見えない壁を通り抜けて先に進んで行った。

僕達はその場でアミちゃんの帰りを待つ以外のことができなかった。








『久しぶりだな』

アミちゃんが謎の声を聞く。

「あなたは?」

『そうか、お前は今記憶を失っているんだったな…』

「あなたは私を知ってるの?」

『お前が小さい頃1度だけここで出会ったことがあるな…まあお前は私の姿を見てはいないが…』

「そうなんだ…」

『いずれ私はお前に従おうと思っていた…とりあえずお前には今から記憶を全て思い出してもらう』

謎の声はそういい聞こえなくなった…

アミちゃんの意識が遠のく…

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