132:レッドドラゴン討伐

みんながドラゴンを殲滅した頃…


僕はレッドドラゴンと対峙していた。



「さてと…あれどうやって倒そうかな」

目の前にいるレッドドラゴンを見てつい呟いてしまった。

僕がいろいろと考えているとレッドドラゴンが凄まじい咆哮を放つ。

咆哮を放った直後レッドドラゴンは羽を羽ばたかせ宙へ移動する。

宙へ移動したレッドドラゴンが僕目掛けて炎のブレスを放つ。

「やばっ、テレポート」

僕はテレポートでレッドドラゴンの真上に移動する。

「ブースト」

僕がレッドドラゴンにブーストで強化した蹴りを喰らわせる。

レッドドラゴンには全く効いていないようでレッドドラゴンは僕に頭をむけ口から炎の玉を連射する。

「テレポート」

僕は再びレッドドラゴンの後ろに回り込む。
僕が後ろに移動した瞬間レッドドラゴンは尻尾を僕にむけて振る。

僕に尻尾が直撃し吹っ飛ばされる。

「テレポート」

吹っ飛ばされて岩にぶつかる直前にテレポートで地面に移動する。

「あいつ強すぎだろ…とりあえず」

僕は『怠惰』の魔法を発動させ周りに100本の剣を作り出す。それと同時にレッドドラゴンが炎の玉を連射する。
僕は『傲慢』の魔法を発動させ、炎の玉を全て弾き返す。

「くらえー」

「アクセル   ブースト    ウォータースラッシュ」

魔法で強化した剣を全て同時に振ると100本の水の刃がレッドドラゴンにむかう。

レッドドラゴンは羽を羽ばたかせ宙を飛び回り水の刃を次々と回避していく。

「これで終わりだ！」

僕は100本の剣をレッドドラゴンが移動した先に移動させる。そして100本の剣全てに『閃光』の魔法を付与する。

一瞬かなり強力な光が放たれ100本の剣が一瞬にしてレッドドラゴンの真上に移動する。僕は『閃光』の魔法を付与した剣と一瞬で場所を入れ替わる。

「今度こそ終わりだ！」

僕は自分が作った100本の剣を全て『暴食』の魔法で吸収し自身の身体能力を数十倍に跳ね上げる。

数十倍に強化された拳でレッドドラゴンを地面に叩きつける。

「『閃光』の魔法がないとかなり危なかったな…」

『閃光』   自分が触れてから10分以内の物や動物(自分を含む)もしくは自身の発動させた魔法の場所を一瞬で入れ替えることができる。また、一瞬だけ強い光を放つことができる。魔法ランク5の魔法だ。

レッドドラゴンが気絶しているうちに『契約の首輪』をつける。

「なんとかなったな…とりあえずみんなのところに戻るか」

僕は僕と気絶しているレッドドラゴンにドリフトを使いみんなの元へ戻る。