Re:legend

りゅう

123:南側の戦場『獣化』

ザーナ村南側


南側の戦場にはフランとフェアリーとユリちゃんと騎士団団長のシーラさんと騎士団副団長のガランさんと騎士団小隊長のマックさんそして、ユリウスさんとエリスさんを送り込んだ。

「数が多すぎませんか…ユリウスさんとエリスさんはすぐに塔に向かってしまいましたし…」

相手の数を見て騎士団団長のシーラさんが呟く。

「まあ少しづつ減らしていきましょう…ポチャお願い」

フランが契約精霊のポチャを呼び出す。

「じゃあみなさんいきますよ。フェアリーさんは村の人達の避難をお願いします」
「了解です」

騎士団団長のシーラさんがフェアリーに頼みフェアリーが短く答える。

「では、いきます‼︎」

そういいシーラさんが飛び出す。

「よっしゃー暴れるぜー」

ガランさんもシーラさんに続く。

「私も頑張りますよ」

ユリちゃんもパートナー魔獣のイナズマと共に魔族目掛けて走りだす。
マックさんとフランもユリちゃんに続く。

「おいおい、俺の相手はこれだけかよ」

ガランさんがガランさんを取り囲む魔族達を見て言う。

「獣化…」

ガランさんが小声で呟くとガランさんの身体が少しづつ獣の姿になる。

「なっ…こいつ獣化個体か…」

獣化とは一部の獣人が使える能力で見た目が完全な獣になり獣化してる間は魔法がつかえなくなる。その代わり身体能力が約20倍ほど上がり魔法なしでもかなりの強さを持つことができる。獣化は約5分程度しか保たないらしい。獣化してる間もちゃんと意識はあるそうだ。

ガランさんを囲っていた魔族の1人が呟く。
直後ガランさんを囲んでいた魔族達は全員動かなくなった。

「さーてもう少しいけそうだな」

そういいガランさんは他の獲物を探し動き出す。

「ブラストバーン」

シーラさんが魔法を発動させると魔族達の下から火の柱が立ち昇る。
残った魔族と剣で戦っていると横からすごい速さで何かが迫ってきて魔族を八つ裂きにする。

「ガランさん?なんで獣化してんのよ」

シーラさんがガランさんに聞いた直後ガランさんの獣化が解ける。

「もう時間切れか〜疲れたわ〜まあある程度は倒したし俺はフェアリーと西側にむかうぜ」

獣化が解けた後ガランさんはまともに戦えなくなるらしいのでシーラさんも許可せざるを得なかった。許可をもらったガランさんはフェアリーと合流して村人を連れて西側にむかう。

ガランさんとフェアリーが抜けたことにより南側の戦力はフランとユリちゃん、イナズマ、シーラさん、マックさんのみとなってしまった…

幸いガランさんが獣化してる間に結構な数の魔族を倒してくれていたので残る魔族は結構少なかったが戦局が不利になったのには変わらない…

ガランさんとフェアリーが村人と移動を始めた頃には北側、西側、東側の戦場では戦いが終わっていた。

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