Re:legend

りゅう

114:変異種討伐

「リュウ様先ほど警備の者より報告がありました。」

「何かあったの?」

「どうやらストーンガーディアンの変異種が現れたようなので是非討伐していただきたいとギルドからプラチナランクの冒険家としてのリュウ様に依頼したいと」

国王ではなく冒険家としての個人的な依頼なら報酬は全て僕のポケットマネーになるので受けることにした。報酬もかなり高いからかなりやる気がでた。

「ところで変異種って何?」

「変異種とは突然変異で生まれた魔獣です。普通の魔獣より強く、大きく、中には特殊な能力を持つ魔獣もおります。中には特殊能力がかなり便利でパートナー魔獣とする者もおります」

「パートナー魔獣?」

ロンさんから聞きなれない単語がでてきたので再びロンさんに問う。

「パートナー魔獣とはその名の通り自身のパートナーとなる魔獣です。基本的にはこの『契約の首輪』を魔獣に付ければその魔獣は付けた人の言うことを聞くようになりますが、この首輪は気を失っている場合にしか使えないという欠点がありますな」

ちなみに『契約の首輪』は伸縮自在なので魔獣のサイズは気にしなくていいらしい。
あとパートナー魔獣は銅ランク以上の冒険家と国以外は作るのを許されていないらしい。
よって『契約の首輪』は銅ランク以上の冒険家と国しか持っていないらしい。

「つまり気絶させればパートナー魔獣にできるってこと?」

「はい、そうです。あっあとパートナー魔獣は基本この『封印の球』にいれて持ち歩きます。」

そういいロンさんがポケットから球体をとりだす。ロンさんにはピュレットの重臣としてパートナー魔獣を持つのを許されているらしい。
ロンさんが球体を投げる。
球体が地面に当たると球体からファイアバードが現れる。ファイアバードにはちゃんと『契約の首輪』がついていた。

僕はロンさんの説明を聞き終えるとロンさんから『契約の首輪』と『封印の球』をいくつかもらった。ちなみに『契約の首輪』は人間には使えないらしい。

今回僕はストーンガーディアンの変異種を僕のパートナー魔獣にしようと考えた。ストーンガーディアンの変異種をパートナー魔獣にした場合でも依頼達成とみなされる。
ただしストーンガーディアンの変異種の亡骸を売ることができないので討伐した時に比べ最終的に入るお金が変わるらしいがお金に困っているわけではないので問題ない。

僕は一旦家に戻りストーンガーディアンの変異種を討伐に行くとみんなに伝えると、ハルカとエリカとエルも一緒に行きたいと言いだしたので一緒に行くことになった。

「じゃあ、行くか!」

僕はとりあえずストーンガーディアンの変異種がいるという場所に一番近いプフレ村までドリフトを使い移動する。

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