Re:legend

りゅう

112:プラチナランクパーティ

僕達はアーラム村に移動した。

ヒューマニア騎士団の団員達に村人の避難を任せ僕達のパーティとヒューマニア国王、ヒューマニア騎士団団長、副団長は魔族撃退にむかう。

「見張りからの情報によると魔族の数は約300ほどです。」

走りながらヒューマニア騎士団副団長のディーンさんが報告する。

「300か…多いな」

ヒューマニア国王がそう呟きながら足を止める。
前に魔族の軍勢が見える。空を飛ぶやつもいるみたいだな。

「シャルロットは空を飛んでるやつらを頼む。」

「了解です‼︎」

シャルロットがそういい『怠惰』の魔法を発動させ100本ほど剣を作り自身の周りに浮かせる。
急に現れたたくさんの剣をみてヒューマニアの方々は驚いているようだった。
シャルロットが剣を空を飛んでる魔族にむけて放つ。

「僕達は陸のやつらを倒しましょう。ディーンさんにはヒューマニア国王の護衛を任せてもいいですか?」

「いやいや、儂も戦うぞ」

ヒューマニア国王がそういい1人で飛び出していく。元気な爺さんだな〜
ディーンさんとオーガンさんもヒューマニア国王に続く。

「じゃあ僕達も行こうか」

僕の言葉に全員頷き、空中の敵を倒しているシャルロットをその場に残しヒューマニア国王達に続く。

「さあ〜派手にやったりますか!」

そういいエリカがガントレッドを構える。エリカにむかってくる魔法を全てエリカが『暴食』の魔法で喰らい尽くし自身の身体能力を何倍にも強化する。

エリカに魔法が効かないとわかった魔族達が武器を構えエリカに襲いかかるが…
普段の約30倍のパワーとスピードで襲ってくる魔族を殲滅する。


ハルカはたくさんの敵に囲まれていた。
ハルカを囲んでいた魔族達が一斉にハルカに襲いかかるがハルカが『傲慢』の魔法で作り出した見えない壁によって全ての攻撃が自分に返ってくる。ハルカの相手をした魔族は一瞬で全員吹っ飛んだ。


「お願いポチャ」

フランが契約精霊のポチャを召喚する。
自身の槍にポチャの水を纏わせ魔法を放つ。

「現れよ水の水流  ウォーターストリーム」

フランの魔法により作り出された水の渦に魔族達が次々と吸い込まれていく。
ちなみにポチャの水を使っているのでフランが消すまでは水の渦が収まることはない。


ソラミちゃんは自身の指を噛み血を流す。
流れ出る血で血の剣を作り出し、周りの魔族達を切りまくる。
ソラミちゃんの周りの魔族がいなくなるとソラミちゃんは血の剣の先端から血の弾丸を連射し魔族を次々と仕留めていく。

気づくと魔族の軍勢は全滅していた。
開始から3分で決着がついてしまった。

「これがプラチナランクのパーティの力か…」

ディーンさんが周りに倒れている魔族を見ながら呟く。

アーラム村防衛戦はヒューマニアピュレット同盟の勝利で終わった。

「とりあえずヒューマニアの王城に戻りましょうか」

僕の言葉にヒューマニア国王が頷いたので僕はドリフトを発動させみんなを王城へと移動させる。
念のためアーラム村にヒューマニア騎士団の団員を少し残してきた。

僕達はその後ヒューマニアの王城でヒューマニア国王と少し話をして、ピュレットに帰った。

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