Re:legend

りゅう

111:吸血の少女vsヒューマニア騎士団団長

エリカとディーンさんの戦いが終わり次はソラミちゃんの番だ。

ソラミちゃんが舞台に上がると対戦相手が現れる。

「僕はヒューマニア騎士団団長のオーガンと申します。プラチナランクの冒険家である方と戦えるなんて身に余る光栄です。どうかよろしくお願いします。」

「ヒューマニア国王リュウ様…のメイド…ソラミ…です…よろしくお願いします…」

そういいお互い礼をする。
審判から武器を渡されるがソラミちゃんは受け取らなかった。

「それでは試合開始‼︎」

シーラさんが叫んだ瞬間ソラミちゃんが自身の指を噛み血を流す。流れ出る血で血の剣を作る。
一応反則ではないな…

ソラミちゃんが血の剣を手に人間離れしたスピードでオーガンさんの前に迫る。オーガンさんがギリギリソラミちゃんの攻撃を避けカウンターを決めようとゴム剣を振る。が…

ソラミちゃんが血の剣を地面に突き刺し力を込める。すると地面から血の棘が大量に飛び出し血の剣山が出来上がった。
オーガンさんはギリギリ躱していたが少しかすったようだ。

「かなりお強いですね。もしかしてダンピールですか?」

「そう…です…あなたも…相当…強いです…」

ソラミちゃんがそういいながらオーガンさんに迫る。オーガンさんと数回剣を交えるとソラミちゃんの血の剣がオーガンさんのゴム剣を吹き飛ばす。

ソラミちゃんがオーガンさんの前に血の剣をむけるとオーガンさんが降参する。

「勝者ソラミ!」

シーラさんが旗を振る。
ヒューマニアとの模擬戦は3戦3勝という結果に終わった。
ヒューマニア国王が今度騎士団の合同訓練をしよう‼︎と言ってきたので僕は了承した。

しばらく皆で今日の模擬戦の反省会をしていると1人のヒューマニアの兵士が駆け込んできた。

「国王様大変です。ヒューマニアの東側より魔族の軍勢が迫ってきております。もう少しでアーラム村に到着してしまうみたいです」

「何だと?すぐに騎士団を派遣せよ!」

ヒューマニア国王が慌てて指示をだす。

「あのーヒューマニア国王様もし良かったら僕達も力を貸しますよ。同盟国ですし…僕アーラム村に行ったことがあるのでアーラム村に一瞬で移動できますよ」

「本当か?是非協力してくれ!礼はきちんとするからな」

「とりあえず騎士団を集めてください」

数分後舞台の前に100人の騎士団が集められた。僕のパーティメンバーとフェアリーとヒューマニア国王とヒューマニア騎士団団長、副団長、騎士団員100人で移動する。
ヒナちゃんはエルとシーラさんとヒューマニアの王城で留守番させることにした。

僕は全員をアーラム村に移動させる。

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