Re:legend

りゅう

50:最悪との遭遇

「ここはどこだ…」

僕達より少し前に移動してきた岩の精霊が辺りを見渡す。

岩の精霊が辺りを見渡していると突如岩の精霊の近くに僕達が現れる。エリカが岩の精霊目掛けて走りだしガントレットで殴りつける。

「貴様この私に何をした…」

「何をしたって僕の魔法であなたをここに移動させただけですけど」

岩の精霊の問いに僕が丁寧に答えてあげる。

「なるほどこのような場所に我を誘い込み優位に立ってつもりか…」

優位に立ったつもりじゃなくて実際優位に立っているんだけど…

「頂上に乗るなよカスども」

岩の精霊が叫びだす。直後辺りから無数の岩が飛んでくる。

「あちゃ〜ちょっとまずいわね〜」

「はっはっはいくら精霊神といえどもこの数の岩を防ぐことはできまい」

フェアリーの言葉を聞き岩の精霊が調子に乗る。岩の精霊が岩を自分の周りに集める…

「本当にまずいわね…予定通りに動きすぎて……ロックバン」

「だな…ロックバン」

僕とエリカが同時にロックバンを発動させると岩の精霊の周りの岩が全て爆発する。

僕達はフェアリーが作りだした風の防御壁で全くダメージがなかった。

「貴様ら…卑怯な…マネを…グハッ」

岩の精霊がなにかをいいかけていたが突如とんできた大剣が岩の精霊を真っ二つにする。僕は大剣を作っていない…つまり…

「おっきな爆発音がしたからきてみたら〜まさかお兄さん達に会えるとは〜思ってなかったよ〜」

岩の精霊の背後から1人の少女が現れる。

『怠惰の書』の持ち主である『怠惰』の少女シャルロットが僕達の前に現れる。

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