転生しました。しかし、水でした。

狂乱さん

講義、そして到着

突然ポワレが聞いてきた

「あの勇者?……は、大丈夫?……なの?」

「ほっとけ、死にはしない、もし殺そうと思ったらこんだけありゃ十分だ」

そう言って俺は少しだけ水を出した

「でもそれだけの水では殺せないでしょ?」

レオナ……いい質問だ

「いや?余裕で死ぬよ?まず、人は呼吸をする時空気はまず肺と言う臓器に送られる、それは教えたから知ってるな?」

「ええ、それは」

「そのくらいは覚えてる……」

「んで、普段食べ物などを送る気管と食道が同じ喉から枝分かれしてるのも覚えてるな?」

「ええ」

「それも覚えてる……」

「じゃあ問題だ、本来入るはずではない肺に水が入ったら?」

「そのまま?」

「体が異常を起こす……?」

レオナよ……なぜそのままになる……

「ポワレが正解だ、そして、より正解に言うなら、肺が異常を起こし、肺は肺の中に水を出し、溺死する」

「どの位の量あればそうなる?」

「そりゃもう、ほんのちょっとありゃあ十分だ」

「なるほど……」

「???」

う〜む、これは後でレオナに講義するか?

さて、ついた

「レオナ、ここで合ってるか?」

「ええ、そうよ、ここが………」

「妾たちの獣王国を滅ぼしたエルダーナ帝国よ……」

「おい、クトゥグア!クトゥグア!」

寝てやがる……それも器用に胡座をかきながら

「起きろ!」

とりあえずフライパンだ

「痛い!?って、もう着いたのか?」

「ああ、まずは……」













「城を落とすか」

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