転生しました。しかし、水でした。

狂乱さん

俺は……誰だ?by???視点

俺は……誰だ?何も思い出せない、何だここは?真っ暗で何も見えやしない

俺の中にあるのは………妹がいた?………俺は殺された……?誰に……?いや、人間に……

俺は………何者だ?確か何かを調べ続けていた気がする、でも思い出せない

そうだ人間だ………ニンゲンガオレヲコロシタ!
ジブンノコトシカカンガエズオレヲコロシタゴウマンナニンゲンドモガ!

オレハ………ホロボシテヤル!ニンゲンドモヲ!





そして俺の意識は覚醒した

「……?ここは……どこだ?」

俺はどこかの部屋?の中に居た

「あ、起きましたか?大丈夫ですか?どこか辛くありませんか?」

誰だ?この人は………17歳くらいの女性か?そもそもなぜ俺はここに?

「魔境の森で倒れていたんですよ?もし私が来るのが遅ければ貴方は人間達の奴隷、もしくは殺されていたかも知れません、貴方のような龍魔族ドラゴノイドは珍しいですから」

「ドラゴ………ノイド…?貴女は……いったい……?角?翼?尻尾?」

そう、彼女には人間には無い角に翼や尻尾が生えていたのだ

「あ、申し遅れました、私は魔族代表、エルディス・クラウディウスの娘、シルフィ・E・クラウディウスです。貴方は?」

「魔族代表?魔王?俺は………」

俺はと言おうとして気づいた、俺は誰だ? 

「わからない………自分が誰でさえ、どんな存在なのかも、俺以外の事さえも………」

「記憶喪失……ですか。」

「ここは……どこだ?」

「えっと、ここは私の家……というか城です」

ん?

「城?」

ちょうどその時

「どうだ、シルフィ?魔境の森で見つけた奴ってのは?お、ちょうど気が付いていたか」

大柄で黒目黒髪でシルフィと同じく角と翼と尻尾の付いた男性だ、まるで魔法特化の魔王が着ているような上質なローブを着ていた

「あら?お父様」

ん?いまなんつった?

「ご紹介いたします、この方が私の父であり、現魔族代表であるエルディス・クラウディウスです」

「娘から紹介された通りエルディスだ、まぁ、気軽に接してくれ、それで君は?」

「お父様、それがこの方、記憶を無くしてしまわれた様で」

「そうか………そうだ!君、私達の養子になる気はないかい?君の記憶が戻る間でいいから」

「いいのですか?見ず知らずの俺にそこまで…」

「まぁ、そう言うな、私達魔族は傲慢な人間共と違い、仲間を大切にする、それが赤の他人でもな」

「そんなことが……」

「それが私達の性だからな」

「わかり………ました…記憶が戻るまでの間、お世話になります」

「そうか、良かったな、シルフィ、お前に弟が出来たぞ?」

「は!確かに!」

「そうだ、君、ステータスにも名前は書かれていないのかい?」

「ステータス?」

「そうだ、念じてみてくれ」

では、ステータス

個体名:無し
種族:龍魔族ドラゴノイド
加護:魔神の加護、異世界転生者の加護
Lv.1
HP:5300
MP:∞
攻撃:7350
防御:4890
魔法耐性:530000
特殊耐性:光属性無効、闇属性吸収、全属性ダメージ半減、状態異常無効化
スキル:身代わり、超硬化、超強化
魔法:光属性魔法、闇属性魔法
個体スキル:滅人之意志ニンゲンヘノウラミ龍魔之息ドラゴブレス、龍堅殻
称号:人類に絶望した者、人類に怨みを持つ者、人類の天敵、兄妹としての別れ、記憶の一部を持つ者、異世界人、転生者、魔勇者

これは………?

「ふむ?覗かせてもらって悪いが名前は無いな、それに何だこのスキルと称号は?」

「俺はいったい…………」

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