現代知識で異世界無双したかったよ……

リン

黒幕

「神様だぁ?ふざけんな。ぶっ殺すぞ」
「あひやぁ…神様なら血とか出ないでしょ?試しに切り刻ませてよ」

「君たち怖いな……信じるかどうかは君たちの勝手だけど、僕が君たちの言うところの神様だってことは事実だ」

アスカが一度生き返らせてもらった事は知ってるし、俺は信じてるよ。一応

「一応かぁ……まぁ信じろって言う方が無理か」

「私の心の声聞こえてる!?」

驚いた……ディーノとかファントムに心の声聞かれるに慣れてなかったら相当動揺してただろうな……

「神様神様うるせぇなぁ…お生憎様、俺が信じる神は1人だけだ」
「癪だけど兄貴に同意」

君たち無神論者じゃないの!?あれだけサイコパスみたいな事しておきながら!

「それって…どうせロキのことでしょ?」

「「!?……」」

ロキって……宗教国家ロキの崇める神だよな?

「てめぇロキ様に対してその態度はなんだ?あ?」
「あひゃひゃぁ……逆鱗に触れたよ?」

「君たちがロキを信じてるのは何故?」

今……魔力を感じた。なんかの魔法?

その言葉を聞くと、2人は頭を抑え、苦しみだす

「がぁっ!……んだぁこれ」
「あ……あひゃ……あぁ」

2人とも気絶してしまう

「ロキめ……自身で作った人間に生まれながらの洗脳………しかもこんなに強いやつ。あまり洗脳が強すぎたから荒療治になっちゃったよ」

洗脳!?……しかも人間を作った?どういうことだ?

「その2人は多分しばらく起きないから普通の口調で喋って貰っていいよ。僕は君に話さなければならないことがあるし、君も僕に聞きたいことがあるだろう?」

……
………
…………

「まずどこから話そうか………君を異世界に送った理由からかな」

「異世界に送った理由?お前が俺を間違って殺しちまったからじゃないのか?」

自分で言ってて腹立ってきた。なんだよ、間違えて殺すって

「違う。僕は死神だ、殺す人間、殺さない人間の分別に関してはスペシャリスト。間違えるわけがない」

「………じゃあどうして?」

「この世界の危機を救ってもらうため……と言うのが一番正しいだろうね……僕たち神は8人いる。ちなみに僕は生と死を司る神だ。神様8人で無数とも言える並行世界の全てを管理してきた。無論滅んだ世界もあるけどね」

「それがどう……世界の危機に繋がる?神様が管理してきたんだろ?これからもそうすれば問題ないだろ。滅んだ世界もあるんだ。俺が今いる異世界だって滅ぶ可能性が0じゃないんだ。言い方は悪いが、放置すればいいじゃないか」

「そういうわけには行かないんだよ。今回は8人の神の1柱……悪神ロキが黒幕だからね」

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