現代知識で異世界無双したかったよ……
過去の勇者と道化の悪魔
勇者騒ぎも時間の経過と共に落ち着き、俺も通常勤務に戻っていた。今日は休日なので実家であるアルデバラン家に帰宅していた
「そういえば、前から気になっていたんですけど……クレイさんは勇者の聖剣?を持ってるのに勇者に選ばれなかったんですか?」
俺も騎士団に所属しながら勇者をしているので、騎士団長だから勇者になれないわけじゃないだろう
「僕もよく分かってないんだ。ごめんねジャンヌ」
……
………
…………
(おいおい、教えてやったらどうだよ?なぁクロウちゃんよぉ?)
黙れ!
(怒るなって…だって本当の事知ってるのはお前だけだろ?正確に言えば俺も知ってるけどなぁ……あいつは良かったよ、お前は軟弱だ。あの時のことを、あいつの事を最近よく思い出すぜ……)
……
………
…………
気持ちいい……人の血を浴びるのはいい……素晴らしいな
「君はなぜ……こんな事が出来る……」
あ?なんだよ…さっきの生き残りか……俺の攻撃を防ぐなんて中々強い人間だ
「君は絶対に倒す。僕が必ず」
光る剣……ねぇ、あれが勇者の遺物か?なるほど、俺の血抜きに耐えるわけだな
「お前の血は最高に気持ち良さそうだなぁ、いい強者だ。相手してやるよ」
……
………
…………
「あぁ……初めて知ったぜ……自分の血ってのはどうも気持ち悪いもんだな」
くそっ!腕が千切れた……左の腹も貫かれた……冗談じゃねぇよ
「僕も初めて知ったよ……君たち悪魔はそんなにも残忍で最悪なんだってね」
「お前の方が悪魔らしいぜ。そうだ、お前と秘密の共有をしよう……どうせ俺は死ぬからなぁ」
「何を……言っている?」
頼むから……まだ攻撃すんなよ?
「俺たち悪魔は3人だけだ。俺は道化、もう1人は被虐、最後の1人は悪魔としては未完成だが、孤独だ。その3人だけ、これを知るのは俺ら悪魔とお前だけ」
そうだ……聞け……俺の話を
「君のような者があと2人もいるのか……気が滅入ってしまうが、僕が倒すよ。悪逆非道の象徴を……!?」
「あ…ぁあ………あぁあ!」
(俺は道化だぜ?この体にしばらく居させてもらうぜ、ディラン王国の勇者…グレイス・アルデバランちゃん)
「そういえば、前から気になっていたんですけど……クレイさんは勇者の聖剣?を持ってるのに勇者に選ばれなかったんですか?」
俺も騎士団に所属しながら勇者をしているので、騎士団長だから勇者になれないわけじゃないだろう
「僕もよく分かってないんだ。ごめんねジャンヌ」
……
………
…………
(おいおい、教えてやったらどうだよ?なぁクロウちゃんよぉ?)
黙れ!
(怒るなって…だって本当の事知ってるのはお前だけだろ?正確に言えば俺も知ってるけどなぁ……あいつは良かったよ、お前は軟弱だ。あの時のことを、あいつの事を最近よく思い出すぜ……)
……
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…………
気持ちいい……人の血を浴びるのはいい……素晴らしいな
「君はなぜ……こんな事が出来る……」
あ?なんだよ…さっきの生き残りか……俺の攻撃を防ぐなんて中々強い人間だ
「君は絶対に倒す。僕が必ず」
光る剣……ねぇ、あれが勇者の遺物か?なるほど、俺の血抜きに耐えるわけだな
「お前の血は最高に気持ち良さそうだなぁ、いい強者だ。相手してやるよ」
……
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「あぁ……初めて知ったぜ……自分の血ってのはどうも気持ち悪いもんだな」
くそっ!腕が千切れた……左の腹も貫かれた……冗談じゃねぇよ
「僕も初めて知ったよ……君たち悪魔はそんなにも残忍で最悪なんだってね」
「お前の方が悪魔らしいぜ。そうだ、お前と秘密の共有をしよう……どうせ俺は死ぬからなぁ」
「何を……言っている?」
頼むから……まだ攻撃すんなよ?
「俺たち悪魔は3人だけだ。俺は道化、もう1人は被虐、最後の1人は悪魔としては未完成だが、孤独だ。その3人だけ、これを知るのは俺ら悪魔とお前だけ」
そうだ……聞け……俺の話を
「君のような者があと2人もいるのか……気が滅入ってしまうが、僕が倒すよ。悪逆非道の象徴を……!?」
「あ…ぁあ………あぁあ!」
(俺は道化だぜ?この体にしばらく居させてもらうぜ、ディラン王国の勇者…グレイス・アルデバランちゃん)
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