現代知識で異世界無双したかったよ……

リン

裏話。団長に初対面で告白される少し前

俺は異世界からの転生者だ。ここよりも高度に発達した文明から来たんだ。その知識を役立てないでどうするんだ!

というわけでなにをするか考えるぜ

……
………
…………

思いつかねぇ……

家電みたいな機械は俺みたいなエンジニアでもなんでもない奴には分からないから却下やん

文学とかも俺の場合、この世界の言葉とか文字は勝手に変換されるっぽいからよくわからないが識字率はあまり高くなさそうだし、てか本は高いのが異世界の相場だから却下やん

科学的な知識で今ある魔法を強化するとかは異世界あるあるだけど、俺は化学の成績2だし、まだ魔法を知らないからな。

……
………
…………

あっ、トイレ行きたい。

あれ?女の体ってトイレどうすればいいんだ?

え?えぇ?どうすれば?

そう考えていると

(しょわぁ)と股間が生暖かく

「あっ」

女の体での我慢の仕方が分からなかった……

絶望してると

コンコンとノックの音が響く

「ちょっ、ちょっとまっ」

「ジャンヌ、団長が来たからはな…し……を」

泣いた。

「現代知識で異世界無双したかったよ……」を読んでいる人はこの作品も読んでいます

「ファンタジー」の人気作品

コメント

コメントを書く