クラス転移はts付きで
一話~特殊な奴の近く程ヤバイ物はない~
「勇者様達を召喚したぞ!」
僕が目覚めると、そこにいたのは年老いた老人と、僕よりも少し年上そうな美少女だった。
そしてその二人は何故か抱き合って喜び、更に意味不明な所は、勇者達を召喚した! と、頭のネジが数十本以上抜けているとしか思えない発言をして居るからだ。
「はっ?」
だから、こんな声が出てしまうのは仕方がないと思う。
まあ、中には分からないっていう人もいそうだから、この混沌と言う二文字が僕が生きていた人生の中で一番しっくり来る状態になるまでの説明をすれば分かって貰えるかな?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
僕の名前はライム、普通の……普通の男の娘な男子中学生だ。
一番の悩みごとは最近可愛いと、女子と男子に言われ、たまに、チャラい男の人からナンパされると言う至って普通な中学生だ、異論は認めないよ! 悲しくなるからぁ!
最近は定期テストが終わり、夏が近付いてきていると言うことで、水泳の授業が始まり出す季節だ。勿論、この季節の一般男子は同級生の水着を合法的に見られると言うイベントに狂喜乱舞するだろうが、僕はその一般に入らない。それは何故かと言うと、
「今年はしっかりスク水着るの?」
こんな感じで毎日弄ってくる女子が居るからだ。
その女子生徒の名前はカシモト。
黒い長髪の美少女で、恥ずかしながら、僕の片想いの相手だ。
カシモトとは、毎年、と言うか去年初めて会ったから去年からだけど、どの季節でも僕の容姿を弄ってくる。
しかし、それだけなら僕も嫌にはならなかっただろう。
「また夫婦漫才してんのか」
この夫婦漫才してんのか、とかって言うツッコミがコンボで毎回僕の精神をごろごりと削ってくる。
この台詞をカシモトと合わせて言ってくるのはシンノスケと言う男子生徒だ。
シンノスケは僕の事を、「俺の嫁だぁ!」とかっていきなり叫んだりする事がある位に狂っている。
まあ、そう言うこと以外にも、野郎の目線が滅茶苦茶集まるってことが本当に気持ち悪い。
「ぐぬぬ、出たな! ライムの夫めっ! だが、そう胡座を書いていられるのも今の内だぞ! いつか私が、貴様からライムを奪ってやる!」
「君は同性愛なんでしょ⁉」
最近知ったけれど、カシモトは同性愛らしい、所謂、百合やらレズビアンってやつだ、だから、その結婚したい発言は僕の事を男として見ていないって言ってる様なもんだからね、全くもって嬉しくないよ。
「お前は嫁にしたいランキング3位って言うランキング上位な美少女なんだから」
「そうだよ! ライムは美少女なんだから」
去年にもあったのだが嫁にしたいランキングは定期テストと同じ時期に発表される奴だ、
因みに書いてる奴は分からない、アンケートの対象は全学年の男子なので僕の容姿は凄く美少女ってことになるねっ! 本当に凄く不愉快なんだけどねっ!
「そう言えばライムは誰に投票したんだよ」
そう、シンノスケは言った、顔がにやけているのでふざけ半分で言ったのかも知れないが僕からしたら最悪だ、まあ、普通、好意を持っている人に投票するだろう? 僕はそれをして投票した人がカシモトだからだ、だから、今の僕の顔は凄く真っ赤になっていると思う。
「あぅぅ」
「まさか! ライム好きな人が出来たのか」
「誰なの⁉ 私のライムをたぶらかした塵は! 絶対に殺してやる!」
カシモトさん、恥ずかしいけどそれは自殺しないと駄目じゃないかい? ま、まあ、恥ずかしいから言わないけど。
「ふふ、誰を好きになったのかなぁ? 場合によってはどんな手を使ってでも私を好きになってもらうけど?」
そう、カシモトが身を乗り出して凄く接近してきた。まあ、好きな人にそんなことをされたら顔が赤くなるのは当然で、僕の顔は更に赤くなっていた。
「くく、そう言うことなんだな。くく」
シンノスケは僕の好きな人に気付いてしまったらしく、満面な笑み……というよりかは下衆の笑みを浮かべていた。
「ライム、カシモトに言って良いか?」
「駄目に決まってるじゃないか! 君って奴は本気で質が悪いな!」
シンノスケがそう言った瞬間に、僕はそんなことをいってしまった、あんな事を言ってしまったら隠さないといけない様な人が好きみたいに思われるじゃないか!
「おしえt」
「はあ、ライム君とシンノスケ君とカシモトさんは座って、もう時間よ」
そう言ったのはミズノ先生だった。因みに溜め息をついているのは毎日毎日僕らが同じ注意を受けているからだった。
「はい、朝学活を始めます」
そうミズノ先生が言った途端に床に魔方陣の様なものが浮き出た、その光景にクラスの全員は混乱していた。
「何だこれ! 何が起こったんだ」
「これ! 誰がやったの!」
「これは~! まさかのぉ~! 異世界転移じゃないのかぁ! そしてぇ、チートを得てハーレム状態にぃ!」
訂正、殆どの人が混乱しているみたいだった。って、どんどん光が強くなって行く……って、誰か抱き付いてるんだけど⁉
「きゃぁあ! とでも言えば可愛く見えるかな?」
僕に抱き付いて来たのは、カシモトだった。
あうぅ、こんなことされたら顔が赤くなるよ。あっ、何か柔らかな感触が二つ有る。
あぁ、この感触をもっと楽しみたいのに、意識が薄れていく…………。
僕が目覚めると、そこにいたのは年老いた老人と、僕よりも少し年上そうな美少女だった。
そしてその二人は何故か抱き合って喜び、更に意味不明な所は、勇者達を召喚した! と、頭のネジが数十本以上抜けているとしか思えない発言をして居るからだ。
「はっ?」
だから、こんな声が出てしまうのは仕方がないと思う。
まあ、中には分からないっていう人もいそうだから、この混沌と言う二文字が僕が生きていた人生の中で一番しっくり来る状態になるまでの説明をすれば分かって貰えるかな?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
僕の名前はライム、普通の……普通の男の娘な男子中学生だ。
一番の悩みごとは最近可愛いと、女子と男子に言われ、たまに、チャラい男の人からナンパされると言う至って普通な中学生だ、異論は認めないよ! 悲しくなるからぁ!
最近は定期テストが終わり、夏が近付いてきていると言うことで、水泳の授業が始まり出す季節だ。勿論、この季節の一般男子は同級生の水着を合法的に見られると言うイベントに狂喜乱舞するだろうが、僕はその一般に入らない。それは何故かと言うと、
「今年はしっかりスク水着るの?」
こんな感じで毎日弄ってくる女子が居るからだ。
その女子生徒の名前はカシモト。
黒い長髪の美少女で、恥ずかしながら、僕の片想いの相手だ。
カシモトとは、毎年、と言うか去年初めて会ったから去年からだけど、どの季節でも僕の容姿を弄ってくる。
しかし、それだけなら僕も嫌にはならなかっただろう。
「また夫婦漫才してんのか」
この夫婦漫才してんのか、とかって言うツッコミがコンボで毎回僕の精神をごろごりと削ってくる。
この台詞をカシモトと合わせて言ってくるのはシンノスケと言う男子生徒だ。
シンノスケは僕の事を、「俺の嫁だぁ!」とかっていきなり叫んだりする事がある位に狂っている。
まあ、そう言うこと以外にも、野郎の目線が滅茶苦茶集まるってことが本当に気持ち悪い。
「ぐぬぬ、出たな! ライムの夫めっ! だが、そう胡座を書いていられるのも今の内だぞ! いつか私が、貴様からライムを奪ってやる!」
「君は同性愛なんでしょ⁉」
最近知ったけれど、カシモトは同性愛らしい、所謂、百合やらレズビアンってやつだ、だから、その結婚したい発言は僕の事を男として見ていないって言ってる様なもんだからね、全くもって嬉しくないよ。
「お前は嫁にしたいランキング3位って言うランキング上位な美少女なんだから」
「そうだよ! ライムは美少女なんだから」
去年にもあったのだが嫁にしたいランキングは定期テストと同じ時期に発表される奴だ、
因みに書いてる奴は分からない、アンケートの対象は全学年の男子なので僕の容姿は凄く美少女ってことになるねっ! 本当に凄く不愉快なんだけどねっ!
「そう言えばライムは誰に投票したんだよ」
そう、シンノスケは言った、顔がにやけているのでふざけ半分で言ったのかも知れないが僕からしたら最悪だ、まあ、普通、好意を持っている人に投票するだろう? 僕はそれをして投票した人がカシモトだからだ、だから、今の僕の顔は凄く真っ赤になっていると思う。
「あぅぅ」
「まさか! ライム好きな人が出来たのか」
「誰なの⁉ 私のライムをたぶらかした塵は! 絶対に殺してやる!」
カシモトさん、恥ずかしいけどそれは自殺しないと駄目じゃないかい? ま、まあ、恥ずかしいから言わないけど。
「ふふ、誰を好きになったのかなぁ? 場合によってはどんな手を使ってでも私を好きになってもらうけど?」
そう、カシモトが身を乗り出して凄く接近してきた。まあ、好きな人にそんなことをされたら顔が赤くなるのは当然で、僕の顔は更に赤くなっていた。
「くく、そう言うことなんだな。くく」
シンノスケは僕の好きな人に気付いてしまったらしく、満面な笑み……というよりかは下衆の笑みを浮かべていた。
「ライム、カシモトに言って良いか?」
「駄目に決まってるじゃないか! 君って奴は本気で質が悪いな!」
シンノスケがそう言った瞬間に、僕はそんなことをいってしまった、あんな事を言ってしまったら隠さないといけない様な人が好きみたいに思われるじゃないか!
「おしえt」
「はあ、ライム君とシンノスケ君とカシモトさんは座って、もう時間よ」
そう言ったのはミズノ先生だった。因みに溜め息をついているのは毎日毎日僕らが同じ注意を受けているからだった。
「はい、朝学活を始めます」
そうミズノ先生が言った途端に床に魔方陣の様なものが浮き出た、その光景にクラスの全員は混乱していた。
「何だこれ! 何が起こったんだ」
「これ! 誰がやったの!」
「これは~! まさかのぉ~! 異世界転移じゃないのかぁ! そしてぇ、チートを得てハーレム状態にぃ!」
訂正、殆どの人が混乱しているみたいだった。って、どんどん光が強くなって行く……って、誰か抱き付いてるんだけど⁉
「きゃぁあ! とでも言えば可愛く見えるかな?」
僕に抱き付いて来たのは、カシモトだった。
あうぅ、こんなことされたら顔が赤くなるよ。あっ、何か柔らかな感触が二つ有る。
あぁ、この感触をもっと楽しみたいのに、意識が薄れていく…………。
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コメント
ノベルバユーザー601402
話のボリュームもあり、内容も濃くて良かったです。
コイズミ
わかりやすく、安心して読めました!
ほんしんとう25
わかりやすくて面白いです!TSものはじめてですがよかったです!