努力しても平均的だった俺が異世界召喚された結果

沖 那紗加

五十四話 ドロップ品はゴミだった(改稿します)



俺は閻魔を倒した後、ドロップ品を拾いにいく。どのようなものかは後の楽しみにしよう。さて、瑞希に声をかけるか。俺がそう思った直後、脳内に直接


『称号【神殺し】を入手しました』
『神殺しの特権を入手しました』
『死者の裁判を入手しました』
『レベルが99になりました』
『異常的 1がLv.2になりました』
『レベルが100になりました』
                  (省略)
『異常的 1がLv.3になりました』
『レベルが151になりました』
                  (省略)
『異常的 1がLv.4になりました』
『レベルが201になりました』
『レベルが202になりました』

と響いた。え?いつもなら入手してすぐ響くのに、今回は遅いんだな。
まあ、そんなことはどうでもいい。今響いてきた内容について、ツッコんでいこう。
まず、レベルが百以上までなぜ上がっているかだ。まあ、それはステータスを見てから考えるか。

次は称号だ。まあ、【神殺し】についてはいいだろう。だが、それより前提の方だ。
称号なんて存在してたのかよ!そんなのステータスになかったぞ?
普通、異世界召喚ものの小説で称号があれば、その称号欄に召喚された者は勇者と書かれているだろう。だが瑞希には書かれていなかった。俺は...巻き込まれた者と言うところか?

確か、霧月姉のステータス欄にも書かれていなかったはずだ。どうしてだろうか?
勇者は称号になるほど凄いものでもないのだろうか?まあ、そのうち分かるかな?

次だ。神殺しの特権や死者の裁判はステータスを見たらわかるだろうから、今はあえて触れない。
ということでレベルについて触れよう。
一番最後が202になりましたとか言っているということは、今俺は202レベルなのだ。
おかしくないか?アホだろ、どう考えても。

下に省略って書いてあるのは、レベルが上がりまくっていて、一々脳内に直接響かせられないからだそうだ。
どこで知ったのかと言うと、脳内に直接『レベルが上がりすぎているので省略します』と響いてきたのだ。
まあ、取り敢えずステータスを見てみることにした。

山田 涼太

Lv.202

HP 3,197,334
MP 3,194,600
STR  3,195,100
DEF 3,195,000
AGI 3,194,600

スキル
(省略)

その他

異常的 1 Lv.4
(召喚時入手)
レベルアップ時にHPが超上昇(レベルアップ時の上昇分×1500)

レベル上限無効化
(異常的 1がLv.2になった時)
レベルを無限にあげることが出来るようになる。

ステータス割り振り
(異常的 1がLv.3になった時)
ステータスを好きなように割り振ることが出来る。(既に割り振ったものを変更することも出来る)

ステータス強奪
(異常的 1がLv.4になった時)
死者からステータスを奪うことが出来る。

異常的2 Lv.2
(召喚時入手)
身体強化の使用時に入手できるポイントが
超上昇(使用時に入手したスキルポイント分×500) 
 ※スキルポイントとは、スキルレベルをあげるときに必要なポイントであり、基本的にスキルポイントは個別であり、他のスキルに割り振ることは出来ない。

スキルレベル上限無効化
(異常的 2がLv.2になった時)
スキルレベルを無限に上げることができるようになる。

抑制的 1 
(召喚時入手)
レベルアップ時にHP以外のステータス上昇量が低下する。(レベルアップの上昇分の1%分しか手に入らない) 

抑止的 2 
(召喚時入手)
スキル使用時に身体強化以外のスキルの入手ポイントが低下する。(使用時に入手したポイント分の10%分しか手に入らない) 

平均的 1
(0歳の時に入手)
ステータスが上昇した時に、上昇分を全ステータスに振り分ける。

平均的 2
(0歳の時に入手)
スキルポイントが上昇した時に、上昇分を全スキルに振り分ける。  

神殺しの特権
(称号【神殺し】の入手時)
スキル、その他を無効化する。(任意)
スキルレベル、レベルの上限を無効化する。
スキルレベル、レベルに必要な経験値を75%減らす。
ステータスを10倍にする。(任意)
スキルの入手方法を一部を除き、全て知ることが出来る。(任意)

死者の裁判
(閻魔討伐時)
死体のもつスキルを奪うことが出来る。
死者のその他を奪うことが出来る。
死者の魂の行き先を決めることが出来る。

となっていた。異常なぐらい増えているステータスに関してはもう触れなくていいよな...。というか触れたくない。

よし、切り替えて早速新しく入手したものについて触れていこう。
この、神殺しの特権と死者の裁判が強すぎる気がする。でも、神殺しの特権の効果に関してはいくつか異常的の効果とかぶっているので少しもったいない。

死者の裁判に関しては最後の効果以外2つとも強いな。最後の魂の行き先を決める効果は何のためにあるのだろうか?行き先を決めてなにか意味があるのか?まあ、いつか使うかもしれないし、喜んでおくか。やったぜ!
それと異常的 1の上昇率がおかしくなっている1500倍だぜ?やばくないか?

それとステータスを好きに割り振れるようになったし、相手のステータスも奪えるようになったし俺もう最強だな!(元々最強)
嬉しすぎて少しキャラが崩壊してきたな。
よし、切り替えだ。えーと確か、元々は瑞希に声をかけようとしていたんだったか?
ということで俺は瑞希に声をかける。


「瑞希、大丈夫?」

「う、うん、大丈夫。涼太こそ大丈夫なの?」

「ん?大丈夫だけど?」

俺がそう答えた途端、横から何かが飛びかかってくる。霧月姉と靉麗だ。


「涼太!怖かったよ!」

「にぃ、怖かった...」

そう言って2人は俺に抱きついてくる。
2人とも可愛ええなぁ~。


「にぃ、助けてくれてありがとう」

「当たり前だ。妹達を見殺しにするわけないじゃないか」

こんな可愛い妹を見殺しにするやつなんているわけないだろ。そんな奴がいたらそいつは人間じゃないな。


「取り敢えず、休憩するか」

俺はみんなにそう声をかけて、座り込む。
その様子を見ていたエリスもこちらに来たようだ。なので俺は閻魔のドロップ品をみんなで見ることにした。
ドロップ品はどう見てもしゃくだ。
これ使えるのか?俺はそう疑いながらも閻魔の持っていたものだから使えるだろ、と信じて鑑定スキルを使う。


『鑑定』

すると、しゃくに関しての情報が表示された。

 閻魔の笏
閻魔の持っていた笏。

これだけだった。それ以外には何も表示されない。ま、まさか、本当にただの笏なのか!?
あれだけ強い敵(瑞希基準)なのにこれだけなのか!?神を倒してこれだけか!?
あ、ありえないな。まあ、神殺しの特権とか貰えたからよかったけど、それが無かったらまじで地獄にしばきにいってたぞ閻魔。
まあ、こういうことはあるか...。
俺は取り敢えず笏を瑞希のアイテムボックスに入れた。
その時、思い出したかのように瑞希がたずねてくる。


「涼太はいつの間にそんなに強くなったの?」

「え?」

「だって閻魔様を簡単に倒したじゃん」

「あ」

失敗したな。瑞希には強いことを隠してたんだけど。理由はまだ城に戻りたくないからだ。瑞希は危険になることがないから心配ないし、もう少し外で遊びたかったんだけどな。バレたら絶対に城に戻される。
んー、ここはなんとか言い訳をしないと。


「なんか、閻魔とは相性が良くて、軽く殴っただけなのに、簡単に攻撃が通ったんだよ」

我ながら嘘がバレバレな言い訳だな。


「ふーん、それってほんと?」

「ああ、ほんどだ」

瑞希が疑いの視線向けてくる。やはりわかり易すぎたか。


「ま、そういうことにしておいてあげる」

まじか!多分バレてるけどまあ、そういうことにしておいてくれるのなら、そういうことにしておいてもらおう。
ここで会話は終わった。
瑞希達はさっきの戦闘で疲れたようで少し寝るそうだ。そしてエリスもついでに寝るそうだ。

んー、暇だな。よし、スキルの入手方法を見てみるか!どうやって見るのだろうか?
そう言えば、ステータス鑑定レベルが上がったことで、ステータスをさらに詳しく見れるようになったはずだ。なので俺はステータスをさらに詳しく確認してみた。
すると入手方法の見方が分かった。

その方法は、一度見た事があるスキルを脳内に思い浮かべる事だそうだ。
つまり一度見ていないと入手方法が分からないのだ。まじかよ...。まあ入手出来ないより断然いいけどさ。

今のところ見たことある中で、欲しいものといえば空間魔法だな。
空間魔法の入手方法は...自分の魔力で空間を満たす、か。よし、早速やるぞ!
開始した直後、脳内に直接


『スキル 空間魔法 Lv.0を入手しました』

と響いた。早いな!まあ早く入手出来ることに越したことはないけど。でも、まだLv.0だから使えないんだよな。
次は何しようかな?他に欲しいスキルはないし、やることが無くなったな。ステータスで面白そうなものを探す。

さっきと同じで神殺しの特権の欄を見てみる。すると面白そうなものを見つけた。
スキル、その他無効化だ。これは任意で発動出来て、しかも対象を自分に設定することも出来る。これを使えば抑制的を無効できるのではないだろうか?早速試してみる。
無効化の方法は、対象を想像してから、無効化したいものを頭に浮かべるだけでいいらしい。俺はまず自分を思い浮かべてから、抑制的 1と抑制的 2を頭に浮かべる。すると脳内に直接


『抑制的 1を無効化しました』
『抑制的 2を無効化しました』

と響いた。うわ、本当に行けるのかよ。
これで、俺のデメリットしかない効果を無効化できたな。


俺はこうして、チート能力をまたもや手に入れたのであった───。


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