努力しても平均的だった俺が異世界召喚された結果

沖 那紗加

三十話 この世界にフラグは存在しないようだった

ご飯にかぶりつく様子を見ていたエリス達も、ご飯を食べ始めた。俺がご飯を食べ始めたから話ができないとわかったのだろう。

ご飯を食べたあと、深く問い詰められるのが嫌なので、俺はすぐに寝る。見張り番は馬車の中で既にエリスと決めているので問題ない。今日は色々と頭を使ったせいか、すぐに眠りにつけた。



何度か見張り番を入れ替わって、朝になった。勿論レイアには見張り番などやらせていない。レイアを見張り番にしたところでしっかりとその効果が発揮できないだろうからな。見張り番の意味がなくなってしまう。

朝起きて、馬車を走らせ初めて数時間たったが、レイア達にステータスのことを未だに聞かれていない。これは勝ったも同然だろう。

と、盛大にフラグを建ててみたものの、その日は何も起こらなかった。ちなみにヒュドラの討伐場所まではあと2時間ほどで着く。明日には着いて、討伐を始めれるだろう。

その日の見張り番も特に何が起きるわけでもなく、朝になった。馬車を走らせること1時間、やっと沼地に着いた。沼地についたと言ってもヒュドラがいる場所は沼地の中央あたりなのでまだまだ着かない。そして、ここからは歩きだ。
小説の中で沼地にいる敵といえばカエルやリザードが多いが、この世界でもそうらしい。小さなカエルから、大きいものまで結構な数がいる。

「カエルは数が多いから倒さずに進むぞ」

俺はみんなにそう言って先へ進む。これだけ数がいると倒すのが面倒だからな。俺はできるだけ刺激しないように進んでいたが、お馴染みのあのアホがまたもややらかす。レイアがカエルに向かって可愛いー、と言いながら向かっていったのだ。

「おいレイア、やめろ!」

止めるために叫ぶが、時すでに遅し。
カエルが俺達に敵意を向けた。それも相当な数のカエルがだ。

俺達は仕方なく大量のカエルを倒すことになったのだった───。

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