非リアの俺と学園アイドルが付き合った結果
私の欲と先生の戦争
百二十話
【新天円香】
勇人くんとイチャイチャしたいッ!
したいですけど…………、
「円香まだ拗ねてる?」
ぶーっ!って拗ねてからなんか甘えられない雰囲気になっちゃったんですっ!
甘える、までいかなくていいのでせめておしゃべりしたいです!
苦しいです!
勇人くんからぷいって顔背けるの苦しいです!!
うぅ……どうしたものか……。
「――あ、円香ー」
こ、この声は……ッ!
「ま、真結……ッ!」
「ど、どしたのそんなに焦っちゃって」
神様は私を見捨てたりなんてしていませんでした!
天使です!助けにしてくれた天使です!!
「真結……」
私は勇人くんへチラチラと目線を向けます。
「……なるほどねぇ」
そう言いながらわざとらしく頷く真結は、まさに天使のような笑顔で、むしろ天使もびっくりするほど輝かしい笑顔で、
「自分でなんとかしな♡」
そう言うと「んじゃ由美ちゃんとこ行ってくるねー」と去っていってしまいました。
「…………」
自分でなんとか……ですか……。
あっ!
いいこと思いついちゃいました!
天才です!
これなら勇人くんも照れに照れて私にメロメロになるはずです!
「勇人くん。」
「ん?言わないよ?」
ふふふふふ、言ってくれないのならこっちからしかけるまでです!!
「勇人くん大好きです。結婚しましょ」
これで勇人くんもたじたじに――
「うん知ってる、それはもう少し経ってからね?」
ならないッ!?
…………けど、もう少し経ってからって……えへ。
えへへ、私と結婚してくれるのは決定なんですね。
「って違います!!」
「うぉっ!ど、どどどうかした?」
つい荒ぶってしまった私へ、ツチノコでも見つけたかのように見開いた目を向けてきました。
「ど、どうもしてません大丈夫です。」
「そっか。でも良かった、円香が本当に拗ねちゃったんじゃないかって思ってたから。ふりでよかったよ」
「え?」
「え?」
【左道真結】
「――先生連れてきたよーって……今度は何があったのさ……」
私が先生を連れてきて円香たちの所へ戻ると、なんかまたすごいことになっていた。
「――私は拗ねていたんです!勇人くんに甘やかされたいんです!!」
「でも円香、甘やかしたらすぐ早とちりして、今から市役所行きましょう!っていうじゃん!」
「言いませんよーだ!そこまでお子ちゃまじゃありません!2日3日我慢できるもん!」
「じゃあ問題だけど俺何歳だー?正解は17歳ですぅ!法律的に結婚出来ないんですぅ!国が許しませんー!」
「愛に法律なんて関係ありません!国の許しなんて関係ないですぅ!」
「関係あるよ!」
「ないです!」
「ある!」
「ない!」
「ある!」
ガチ喧嘩かと思えばただの痴話喧嘩ですか。
「関係あるから!」
「関係ないもん!」
「…………あのぉ……そろそろやめた方が……」
「真結!」
「左道さん!」
あ、タイミング間違えたかも。
「関係あるよね!?」
「関係ないですよね!?」
完全に間違えた……。
「左道さんはどっちですか!!」
「真結はどっちですか!!」
いや、そんなことよりも……。
あ――
「へぇ……今度はいろんな人が見てる中でイチャイチャするんだぁ。先生みたいな婚期逃した残念ロリババアの前でも痴話喧嘩しちゃうんだぁ。」
おぅ……これはもう……。
「先生ね?実は総理大臣になるのが夢なの。そしてあなた達みたいに先生に見せつけるようにイチャつくカップルがこの世からいなくなるような法令出すの」
声がマジだしなにより目が怖い。
「先生……」
「ね?左道さんもそう思うわよね?見せつけてくるカップルなんて滅びればいいのよね!?」
「いや……えーっと……」
私に振らないでほしかったなぁ!
どっちに転んでも誰かが傷つく気がするんだよね!
「あなたたちまだ先生の前で痴話喧嘩する気!?痴話喧嘩する相手もいない女の前で!!」
「…………どっちでもいっか」
「そ、そうですね。それじゃあ……」
由美ちゃん先生の闇を目撃して冷静になったふたりはどちらでもいいという結果を出し、目を合わせると、
「せんせーごめんなさい!」
煽った。
よくも目を合わせただけでここまで息ぴったりに同じこと言えるね……。
ある意味怖いよあなたたち。
で、煽られた由美ちゃん先生は……、
「よォし!戦争ねェ!!?」
めっさキレてた。
さっきまで痴話喧嘩で争っていたふたりは「逃げるぞ!」「はい!」と追いかけてくる由美ちゃん先生から逃げていった。
残されたのは私だけ。
そろそろ閉会式なんだけどなぁ……。
とりあえず先輩たちと合流しようかな。
ぴぷぱや、るるりるら!
かんなさやぬし、たがむばるばる!!
あがはわんだぬ、だるぞへゆん!
ということなのでよろしくお願いします。
本気の心配は勘弁してください。泣いちゃいます
【新天円香】
勇人くんとイチャイチャしたいッ!
したいですけど…………、
「円香まだ拗ねてる?」
ぶーっ!って拗ねてからなんか甘えられない雰囲気になっちゃったんですっ!
甘える、までいかなくていいのでせめておしゃべりしたいです!
苦しいです!
勇人くんからぷいって顔背けるの苦しいです!!
うぅ……どうしたものか……。
「――あ、円香ー」
こ、この声は……ッ!
「ま、真結……ッ!」
「ど、どしたのそんなに焦っちゃって」
神様は私を見捨てたりなんてしていませんでした!
天使です!助けにしてくれた天使です!!
「真結……」
私は勇人くんへチラチラと目線を向けます。
「……なるほどねぇ」
そう言いながらわざとらしく頷く真結は、まさに天使のような笑顔で、むしろ天使もびっくりするほど輝かしい笑顔で、
「自分でなんとかしな♡」
そう言うと「んじゃ由美ちゃんとこ行ってくるねー」と去っていってしまいました。
「…………」
自分でなんとか……ですか……。
あっ!
いいこと思いついちゃいました!
天才です!
これなら勇人くんも照れに照れて私にメロメロになるはずです!
「勇人くん。」
「ん?言わないよ?」
ふふふふふ、言ってくれないのならこっちからしかけるまでです!!
「勇人くん大好きです。結婚しましょ」
これで勇人くんもたじたじに――
「うん知ってる、それはもう少し経ってからね?」
ならないッ!?
…………けど、もう少し経ってからって……えへ。
えへへ、私と結婚してくれるのは決定なんですね。
「って違います!!」
「うぉっ!ど、どどどうかした?」
つい荒ぶってしまった私へ、ツチノコでも見つけたかのように見開いた目を向けてきました。
「ど、どうもしてません大丈夫です。」
「そっか。でも良かった、円香が本当に拗ねちゃったんじゃないかって思ってたから。ふりでよかったよ」
「え?」
「え?」
【左道真結】
「――先生連れてきたよーって……今度は何があったのさ……」
私が先生を連れてきて円香たちの所へ戻ると、なんかまたすごいことになっていた。
「――私は拗ねていたんです!勇人くんに甘やかされたいんです!!」
「でも円香、甘やかしたらすぐ早とちりして、今から市役所行きましょう!っていうじゃん!」
「言いませんよーだ!そこまでお子ちゃまじゃありません!2日3日我慢できるもん!」
「じゃあ問題だけど俺何歳だー?正解は17歳ですぅ!法律的に結婚出来ないんですぅ!国が許しませんー!」
「愛に法律なんて関係ありません!国の許しなんて関係ないですぅ!」
「関係あるよ!」
「ないです!」
「ある!」
「ない!」
「ある!」
ガチ喧嘩かと思えばただの痴話喧嘩ですか。
「関係あるから!」
「関係ないもん!」
「…………あのぉ……そろそろやめた方が……」
「真結!」
「左道さん!」
あ、タイミング間違えたかも。
「関係あるよね!?」
「関係ないですよね!?」
完全に間違えた……。
「左道さんはどっちですか!!」
「真結はどっちですか!!」
いや、そんなことよりも……。
あ――
「へぇ……今度はいろんな人が見てる中でイチャイチャするんだぁ。先生みたいな婚期逃した残念ロリババアの前でも痴話喧嘩しちゃうんだぁ。」
おぅ……これはもう……。
「先生ね?実は総理大臣になるのが夢なの。そしてあなた達みたいに先生に見せつけるようにイチャつくカップルがこの世からいなくなるような法令出すの」
声がマジだしなにより目が怖い。
「先生……」
「ね?左道さんもそう思うわよね?見せつけてくるカップルなんて滅びればいいのよね!?」
「いや……えーっと……」
私に振らないでほしかったなぁ!
どっちに転んでも誰かが傷つく気がするんだよね!
「あなたたちまだ先生の前で痴話喧嘩する気!?痴話喧嘩する相手もいない女の前で!!」
「…………どっちでもいっか」
「そ、そうですね。それじゃあ……」
由美ちゃん先生の闇を目撃して冷静になったふたりはどちらでもいいという結果を出し、目を合わせると、
「せんせーごめんなさい!」
煽った。
よくも目を合わせただけでここまで息ぴったりに同じこと言えるね……。
ある意味怖いよあなたたち。
で、煽られた由美ちゃん先生は……、
「よォし!戦争ねェ!!?」
めっさキレてた。
さっきまで痴話喧嘩で争っていたふたりは「逃げるぞ!」「はい!」と追いかけてくる由美ちゃん先生から逃げていった。
残されたのは私だけ。
そろそろ閉会式なんだけどなぁ……。
とりあえず先輩たちと合流しようかな。
ぴぷぱや、るるりるら!
かんなさやぬし、たがむばるばる!!
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コメント
Karavisu
前も言ったけど皆冷静すぎ!
猫ネギ
大丈夫ですか?
Flugel
いい医者紹介しますよ?
ミリオン
お医者さんに見てもらったほうがいいのでは?
帆楼
大丈夫ですか?(嘲笑)