兜の将軍と亡国の姫と補佐官と

きりんのつばさ

嫁入り当日、ラスト

そしてしばらくたった頃、ジェンルが1人で戻ってきた。
「只今処理終わりました」
「そうか、ご苦労」
「処理っていうと扱いなんですね・・・」
「そりゃ、たまに寝室や風呂に忍び込んでくるし」
「毎度リセさんには困ったものです。まぁもう1人困った方がいますが?」
と私の方を向いて言った。
「何故、私の方を向くんだ?」
「ああ、確かに」
「ラウラ様分かりましたか」
「ええ、分かりました」とラウラとジェンルが2人で分かったように私の方を振り向いた。
「だから何故私なんだ?」
「それはご自身の胸にお聞きください」
「そうなのか・・・まぁいいか。ラウラ、とりあえずこの屋敷のルールを言う」
「あっ、はい」
「基本的に自由に動いてもらって構わない。何か欲しいものがあれば、ジェンルに言えば取り寄せよう。そして貴方に女中を2人とリセをつける」
「ええ⁉️私はネルフェ様の隣がいいです‼️」
・・気がついたらリセが部屋にいた。
「いつの間に復活してる・・ジェンル、念入りにやったのか?」
「はい、ベッドに縄で何重にも縛り付け、部屋の鍵は厳重にしたはずですが」
「そんなに⁉️というかそれからよく抜け出したね」
「私をなめないでいただきたいです。ネルフェ様の隣とあれば例え、激戦地や、左遷先でも私は行きます‼️行くなと言われても行きます‼️」
「いや、来るなよ。とりあえずお前はラウラの身の回りにいろ。アゼリア国の王女なんだから何が起きるか分からん」
「でも・・・」
「これはお前にしか出来ない事なんだ。頼む」
「そこまで言われたら・・分かりました」
とリセは渋々引き受けてくれた。
「そしてこれが一番重要なのだが私の寝室と風呂場には絶対入るな。これだけ守ってくれれば私は構わない」
「なんで寝室に入ってはいけないんですか?」
とラウラは不思議そうに聞いてきた。
「私達はお互いがまだどんな人間かをよく知らない。お互いを知ってからにしよう」
「・・ネルフェ様がそうおっしゃるのでしたら、構いません。分かりました」
となんとか納得してくれた。
「ありがとうな。ではこれからよろしくな」
「あっ、これからよろしくお願いします。ちなみに兜はいつまで着けてられるのですか?」
・・・やっぱり聞かれるよな
「ラウラ様、ネルフェ様にも色々と立場があるのをご了承ください」とジェンルが助け舟を出してくれた。
・・流石ジェンル。
「分かりました。ですがネルフェ様がお話いただける時が来ましたら教えてください」
・・多分来ないがな‼️
「分かった。約束しよう」

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