兜の将軍と亡国の姫と補佐官と

きりんのつばさ

何故こうなったか

そもそも何故このようになったのかという事だが
発端は数ヶ月前にさかのぼる。

数ヶ月前・・・
私は急遽王に呼ばれた。
「王、将軍フェネル只今参りました」
「将軍補佐官リセ参りました」
「2人とも急に呼び出してすまない」と王が
目の前に座っていた。先代である父親が急死した
あと即位し、混乱した国内を治めた。年は私と
あまり変わらず、若いが腕は確かである。そして
私とは俗にいう幼馴染であり、私の秘密を知る
数少ない人物である。
「ところで王、ご用件とはなんでしょうか?」
今まではこんなに急に召集がかかる事はあまり
無く、余程の事が起きたのだろうと私とリセは
道中で話していた。
「ああ隣のB国と戦争する事になった」
「やはり戦争でしたか・・では何故戦争を?」
「我が父が亡くなった後、B国は何度か攻めて来
てその度に追い返してきた。B国では何度も戦争
をしてきたためか、国力が弱まってきている。
我が国の力も回復してきたからな」
「B国が弱まっている内に叩くと」
「そうだ、そして今回の総大将をフェネル、お前
に任したい」
「将軍良かったじゃないですか‼️これで手柄を
立てればさらに出世コース真っしぐらですよ‼️」
「王よ、その任、ありがたく承ります」
「そうか、なら頼む。そして・・・」と王が
今までの真面目な顔から表情を崩しはじめた。
この傾向を私は知っている。王が真面目な表情を
崩したら大体はロクでも無いことを考えている。
私は伊達に王と20年以上いるわけでは無く、
大体の事は分かる。
そして次に王が発した言葉が私を今回の問題に
引きずりこむことになる。

「ちなみにさ、B国の王女ってとても美人という
噂だってさ〜フェネル、お前嫁にもらえや」と
結婚関係の話をすると、黙ってないのが私の隣に
いるリセである。
「け、け、結婚ですか⁉️そんなの私聞いてない
ですよ‼️」
「あの、私だって初耳だよ。で何故私が王女を
引き取るのですか?」
「そ、そうですよ‼️なんで王様が嫁にもらわない
んですか‼️将軍には私という・・・」
バシッ‼️
「痛っ‼️」
「我が部下が王の前でご無礼をしてしまい
申し訳ありません。ですが私も何故私なのかを
理由が知りたいです」
「それがな、その王女が見た目は良いんだが・・
性格に難がかなりあるという噂でな」
曰く、嫌いな使用人はすぐにクビ
曰く、放蕩三昧
曰く、見た目がいいのを悪用してる
「王よ、典型的な悪女ではないですか。それを
何故私に・・」
「だってお前なら王女の手綱引けそうだし」
「・・要するに面倒ごとは私に押し付けると
・・反乱おこしましょうか?」
「お前が反乱起こすと国が本当に崩れるから
やめてくれ。真面目な理由としてはこの戦争は
すぐに終わる。俺らな圧勝で。国を滅ぼすと
いっても、一応王女だから死刑には出来ん。
そしてそれなりの生活もさせないと元B国の国民
が不満をいうかもしれんので」
「それで私にですか・・・」
「で、将軍それを引き受けるんですか⁉️でしたら
リセチェックをごう・・・」
「王よ、その依頼、承ります」

この時ほど後に後悔した判断は無かった。

続きます

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