クラス転移〜オタク共が活躍する世界〜

隙間の隙に

異世界に転移する前に

 俺の名前は坂浦さかうら 天牙あまき。高校二年生の男子である。
 今俺はいつもの様に学校に向かうために電車に乗ろうとしている。
 いつもの様におれは適当に暇を潰すために何かを考えようとした。
 ここからは俺の自己紹介でもしてみるか…。
 どうでも良いことだがやってみよう…。
 どうでも良いことだが、俺は学校では大人しい方だが、家では羽目を外して過ごしている。
 例えば、
「我の剣の糧になって貰う…。」や、
「 今宵を統べる者は私一人でいい!」などの台詞を練習している。
 ここまで言えばわかるだろう…
                          俺は厨二病なのだ!

《 そう、これは坂浦 天牙という男子高校生を中心としたオタク共が
      異世界でゲームなどで蓄えた知識量を見せつけるという話である。》

 まぁ、嘘なのだが…。
 こんな事を言っておけば異世界転移フラグがたつかなと考えただけだ。
 実際には起こるとは思ってもいないのだがな。
 そんな事を考えていたからだろう、降りる駅を間違えた…。
 というか、俺電車に乗っている事すら忘れてた!

 なんやかんやあったが、遅刻せずに学校には着いた。 
 あと2分遅かったら俺の命は無かったな…。
 とか、どうでもいい事を考えながら教室の扉を開けた。
 俺はいつもの様に俺の親友がいるはずの所に行こうとすると、
 謎の光がクラス全体を包み込んだ。
 
 あれから、5分たった。未だに光に包まれている。
 最初に感じ取れたのは生暖かいという事だけだ。
 最初の1分は口と目以外動かせなかった。
 クラスメイトの一部がギャァギャァ騒いでいた。
 その後は自由に動けるようになった。
 そうなった途端に全員が全員別々に集まってまたギャァギャァ騒ぎ始めた。
 俺も例外ではない、というか友達が勝手に来た。
 俺は厨二病だが、ちゃんと友達はいる。俺と似た奴しかいないけど。

「お〜い、天牙〜。これ絶対に異世界転移フラグだよな!」
 無駄に元気なこいつは藤代ふじしろ 京喜きょうき決して狂気ではない。
 妖怪や、神話についてとても詳しい奴だ。目がいっつも大きく開いている。

「いや、分からないでやんすよ。クラス内で殺し合いみたいなものかもしれないでやんすよ」
 やんす、が特徴的なこいつは井上いのうえ 優明やさあきである。
 アニメとゲームが好きな奴だ。髪が少しながく、ぽっちゃりとした体型だ。

「かれこれ5分たってるんだぜ、そろそろ神的な存在が出てきてもおかしくはないないだろ」
 これを言うのは厨二病こと、坂浦 天牙だ。俺は友達と呼べる奴が二人しかいない。
 二人共不思議な奴だが…。これはこれで毎日が楽しいからいいのだが。

 三人でどうでも良い話をしていたら遂に変化が起きた。
 それはクラス全体を包んでいた光が教卓の前に集まり始めたのだ。
 十秒程で人の形になったのだ。そして、
「あーあー、聞こえる?さすがに聞こえるかな…」
 と、言った。最初は光が話しているのかと思ったが、少し時間がたったらこれは少女だと理解できるようになった。
 そこから聞こえてきた声は確かに幼い女の子の声だった。

「信じて貰えるかな…、自分達の目で見て貰った方が速いか。私は神アープあなた達をここに連れてきた神よ!」
 少女…いや、神アープはそう言ったのであった。
 

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