平凡な毎日が一瞬で崩れ去った(凍結中)

AdieuJury

9話 面倒事と旅立ち

「......終わった...のか?」

どのくらい時間は経った?
...まだ日は落ちきってない
大体半日くらいで終わったのか

「...ステータスでも見てみるか」


九十九修羅 人間 Lv9
職業:創造士

STR 40000000000
VIT 40000000000
INT 40000000000
MND 40000000000
AGL 40000000000
DEX 40000000000
LUK 200

スキル 真偽LvMAX 上級鑑定Lv1 上級刀術Lv3 四大元素魔法Lv1 結界魔法Lv1 纏魔Lv1 魔力操作Lv1 索敵Lv1 縮地Lv1 
特殊スキル 成長速度10倍 進化Ⅱ 創造 九十九一刀流
称号 巻き込まれし者 万能人 ロリコン 進化した者 刀術を極めた者 九十九一刀流の継承者
【進化不可】


うぉ!?ステータス上がりすぎじゃね?
...とりあえず上級鑑定

人間
人という区切りでは収まらない
人と人外の間というに相応しいヒューマン
大きく見るとヒューマンではあるが、実際には違う
大体8:2くらいでヒューマン
残りの2割はまだ判明していない

...あくまで一応ヒューマンなのか
まだ人外ではないんだなて...実際には違うとか言われたけどな
しかも判明してないし...まぁいっか
よし、そのまま他の鑑定もするか

創造士
創造のスキルを持ったものがなれる職業
この者の戦闘タイプはステータスによる
自分のステータスにあったものを創造で作りましょう

上級鑑定
鑑定が進化したスキル
鑑定よりもより詳細を見れる
レベルに応じて、隠蔽を破ることが出来る

上級刀術
刀術が進化したスキル
刀術よりも刀使いが上手くなる
レベルに応じて使えるスキルが増える
スキル一覧
虚空閃こくうせん
瞬刃閃しゅんじんせん
・奥義終焉の刀アルマゲドンブレード

四大元素魔法
火、水、風、土の属性魔法を使うことが出来る
レベルに応じて使える魔法が増える
・〇〇ボール
・〇〇ランス
・ラウンド〇〇
・〇〇ウォール
・フォースエレメンツバースト
※〇〇はファイアなどの属性が入る

結界魔法
一定範囲を囲む結界を作る魔法
レベルに応じて範囲は広くなる

纏魔
魔力を纏う
必要に応じて、属性魔法を纏うことも出来る
レベルに応じて、纏う魔力の密度が高まる

魔力操作
魔力を思うがままに操作できる
レベルに応じて、操作範囲が広くなり、精度が上がる

索敵
仲間がどこにいるかを知覚する
さらに自分や仲間に対する害意がどこにいるかを知覚する

縮地
相手との距離を一気に縮める
レベルに応じて、距離が長くなる

九十九一刀流
九十九家に代々伝わる剣術

万能人
基本何でも一人でできるようになった人に渡される称号

ロリコン
小さい女の子を求める人に渡される称号

進化した者
この称号を渡された場合、その人は人をやめてるかも...

刀術を極めた者
刀術スキルがLvMAXになり、上級刀術を手にした人に渡される称号

九十九一刀流の継承者
九十九一刀流の特殊スキルを持つ人に渡される称号


...なんかいまいちわからんな
ステータス的には強くなってんだけど...
スキルがいいのかどうかわからん
まぁ、まだ一回目だし、あと二回はあるみたいだし...気長に行くか
そういや翠達はまだ帰ってきてないのか?
...試しに使ってみるか
索敵...ん?なんか青い丸が出て来た
四つあるから、これが翠達か?
その周りに赤い丸が...十三つか
害意の知覚も入ってるから、これが害意ってやつだろ
.........あいつら襲われてんの!?
助けに行かないとダメじゃん!
場所は...あっちか!
くそっ!間に合ってくれよ!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ちょーっとマズイかな?

「おいおいねーちゃん達、俺たちと遊ぼうぜ?」

数は...十人くらいかな
ステータス的には多分私の方が上なんだけど、多対一は経験ないからさすがに厳しいし...
あ、ちなみに鼻血は止まったよ......ってそんなことより!
修羅くんも進化中だから、助けには来れないだろうしなぁ...
とりあえず時間稼ぎをしてみよ

「ごめんなさい、人を待ってるの」
「あぁん?男でも待ってんのか?」
「そうよ」
「そんな男より俺たちと遊ぶ方が絶対楽しいぜ?」

...だんだんうざくなってきたなぁ

「しつこいなぁ。あんた達に興味はないから、どっか行きなさい」
「あんだとおらぁ!」
「アニキ、やっちゃいましょうぜ!」
「あぁ、こうなったら力尽くでやらせてもらうぜぇ!」

あ!?ミスった!
まずいまずいまずい
こっちは私と非戦闘員の三人だし...やれるだけやりますか

「さっさと来なさい!」
「おらぁ!くらゲポァ!?」
「「「「え?」」」」

なんか吹っ飛んだ?
って空から誰か来た?

「大丈夫かい?」

そこに居たのは...翠が一番会いたくなかった相手
西園寺光太郎だった

「西園寺くん!?なんでこんな所に...」
「決まってるだろう?九十九から翠を取り返すためさ」
「え?」

何を言ってるの?
それに名前呼びされてるし...

「俺は鑑定スキルを持っていないから他人のステータスを見ることは出来ないが...恐らく九十九が洗脳系のスキルでも持っていたんだろうな。だが、あいつがいないのは好都合だ」

...ちょっと話についていけないなぁ
その時、彼からとんでもないことを言われた

「翠、俺と一緒に城に戻ろう」

......えぇぇぇええ!?

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ん?急に赤の反応が消えた?
代わりに黄色の反応が一つ出てる...誰だ?
というよりも敵か?
わからないが、とりあえず翠達のところに向かおう


...そろそろか
ん?あれは...西園寺?
なんでこんな所にいるんだ?
とりあえず翠は無事か...

「おーい、翠!」
「この声は...修羅くん!?早くない?」
「結構早く終わったんだよ、で?なんで西園寺がここにいるんだ?」

すっげぇ不機嫌そうだし...

「久しぶりだね、九十九くん。早速だが、単刀直入に言わせてもらう。さっさと翠にかけた洗脳を解除してくれないか?」

...は?洗脳?

「何言ってんだ?」
「とぼける気かい?そうでもなければ翠が君について行くわけがないだろう?」

...本当に何を言ってるんだ?

「それに、君のステータスは聞かせてもらったよ。俺達の中でも最弱じゃないか。なんであの試験で団長に勝てたかわかった気がするよ。洗脳すれば簡単に勝てるからね。そんなやつはこの国に入らないから、処分しろって王様に言われたよ」

...なるほど、そういう事か

「安心しろ、俺達は明日、この国を去るつもりだからな。もちろん翠も連れていくが」
「それは出来ないね...そうだ、君に決闘を申し込むよ」

はぁ?

「俺が勝ったら洗脳を解除してもらう。それに、そっちの三人の女性にも洗脳を施してるんだろ?だから、合計四人分の洗脳を解除してもらう」

まず俺が洗脳持ちってことになってんだな

「君が勝ったらこのことに関しては俺からは何も言わないよ」

対価が少なすぎるな...まぁ負けることはないだろうから大丈夫だろうし

「わかった、受けよう」
「じゃあどこでやろうか?」
「あっちには平原がある。そこでいいだろ」
「わかった」

めんどくせぇが...やるしかねぇか

「すまないな、お前達を景品のようにしてしまって」
「大丈夫よ、それに...あの条件は穴があり過ぎるから、負けたところでどうとでもなるわ」

さすが...メアリーはよくわかってらっしゃる

「修羅くんが負けるわけないしね!」
「シュラ兄、受けたからには勝ってね!」
「応援するですの!」

...二人の可愛さには一生勝てない気がする
こんな馬鹿なことを考えながら俺達は近くの平原に着いた

「ルールは相手を殺さなければなんでもありだよ...あぁ、君の洗脳の力はこの指輪で無効にできるから、意味ないからね?」

そういいながら指輪を見せつけてくる
俺は洗脳なんて持ってないんだけどな...
そうだ、一応ステータスを見ておこう
前と変わってるかもしれないし


西園寺光太郎 ヒューマン Lv2
職業:勇者

STR 520
VIT 520
INT 520
MND 520
AGL 520
DEX 520
LUK 10

スキル 聖剣
特殊スキル 指揮者
称号 勇者


あ、雑魚ですわぁ...
レベル一つしか上がってないし
翠でも余裕でかてるやつだな
まぁ軽く遊んでやるか

「わかった...合図は翠がやってくれ」
「わかったよ!」

俺達は互いに距離を取り、翠はその真ん中らへんに立った

「翠、さっさと九十九の呪縛から解放してあげるからね」

まだそんな馬鹿なことを言ってんのか
まぁいい、さっさと終わらせるか

「じゃあ...始め!」






 








「ふぅ、雑魚だったな」

ん?概要が聞きたい?しょうがないなぁ

簡単に説明すると、翠の合図と同時に俺が縮地で距離を詰めて、頭を一発殴って地面に埋めた。終了
西園寺のことはどうでもいいが、さすがに死なれると困るので、一応翠にヒールをかけさせて、そのまま宿に戻った
埋めたままだけどな

な?説明する程のことでもなかったろ?
ちなみにあの後索敵使ったら大体八人位の黄色の反応が出てた
多分敵でも味方でもない人を黄色の反応にするんだろうな
勇者が条件だとすると、翠も黄色の反応じゃないとおかしいし
ま、そんなわけで多分あいつは助けてもらってるだろ

「それにしても...修羅くん強くなり過ぎじゃない?」
「ん?あぁ、そのことか。進化したからな」
「何に進化したの?」
「人間だ」
「「「「え?」」」」

あぁ、やっぱりそうなるよな

「翠、自分の今の種族の表示、何になってる?」
「えーっと...ヒューマンになってるよ?」
「そう、ヒューマンって言うのは人族の一般的なやつだよな?」
「そうね、ヒューマンじゃない人を見たことがないくらいだもの」
「そこで俺の種族だ。俺は今、人族であり、人族でない...そんな微妙な存在だ」
「人族であり、人族でない?」
「そうだ、人間って種族を鑑定したら、人と人外の間って書いてあった。大体8:2だとよ」
「じゃあ、そのうち人外になるってこと?」

...多分そうなるよなぁ

「まぁそれ以外の選択肢でも人外になってたし、しょうがないわな」
「ちなみに、ほかの選択肢は?」
「たしか...神人、魔人、鬼人、竜人、超人だったな」
「どれも確かに人外ね...」
「シュラ兄らしいっちゃシュラ兄らしい選択肢だけどね...」
「お兄ちゃん、すごいですの!」
「まぁ、詳しいことは明日話すから、今日はとりあえず寝ようか。あの変なやつのせいで時間食ったし」

そうして俺達は結構疲れていたのか、全員爆睡した
そして翌日...

「よし、行くか」
「うん!」
「ええ!」
「はい!」
「ですの!」

俺達はアルハイドの街へと旅立った

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